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デル・トロ監督インタビュー~TORn編~(Part1)

2008年10月27日 23:27

今回ご紹介するのは、10月初旬に開催された「ニューヨーカー・フェスティバル」に出席するためニューヨークに滞在中だったギレルモ・デル・トロ監督を、Indalo Productionsのプロデューサー、アンソニー・ムーディ氏が、TORnのためにインタビューしたものです。
大変長いインタビューなのと、自らも映画プロデューサーであるアンソニー氏との腹の探り合い的な(>超私感(^^; )遣取りが若干冗長なので、私的判断で一部割愛等しておりますこと、予めご了承下さい。それと毎度のことではありますが、“なんちゃって意訳”でゴメンナサイです★
インタビューの全トランスクリプトは、TORnの10月17日(Part1)10月21日(Part2)、それに10月22日(Part3)の記事で、それぞれご確認下さいませ。

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

Part1「僕は『ホビット』にとっても貪欲さ!」

アンソニー「私たちが最後に聞いているのは、公式に脚本執筆が始まったということでしたが・・・」
GDT「はい!」
アンソニー「あなたの言葉を借りるなら、“人生の中で最も素晴らしい執筆体験を、ものすごく楽しんでいる”その通りですか?」
GDT「はい!」
アンソニー「では、最新のニュースは?」
GDT「そのことは、全部本当だっていうことさ!」
アンソニー「(笑)それはいい!」

GDT「僕は来週には、ニュージーランドへ向けて旅立つんだ。僕たちはカードをフルセットで配置して・・・3×5のヤツだよ(*多分、5×3と呼ばれている規格のことだと思います。図書カード等に使われているごく一般的なサイズです)、そして二つの映画の筋書きの、より良い構成を考えるんだ。
実はね、(笑いながら)そうやって僕が作ったヤツがどっさりあるんだけど、周りに話すわけにはいかないんだよ」
アンソニー「そうでしょうとも(笑)」
GDT「このことを隠し立てしなきゃならないことを謝罪するよ。通常僕は映画の進行状況については完全にオープンなんだが、『ホビットの冒険』に関しては慎重にならないとね。だけど計画については打ち明けることが出来ると思うよ。
僕たちはそれぞれの仕事に取り組んでいるんだ。僕も脚本の分担箇所と取り組んでいていて、今度皆と会った時には、お互いが現在持っているものよりずっと大きな文書になるだろうね。僕たちの望みは、次の6~7ヶ月で脚本を更に練り上げて、予算を割り出すのに充分な草稿が出来上がっていることなんだ」
アンソニー「6~7ヶ月で、映画2本分の脚本を?」
GDT「ああ、いや。どのみち連続して撮られることになるんだし、もし可能ならば、そのアイデアは基本的に一つのプロジェクトのように扱われるべきだし・・・」
アンソニー「分かりました。そのことについてあまり喋れないのことは理解しています。それでも質問しますけどね。現在のところ、最初の映画の終わりと2番目の映画が始まる(*中つ国の年表上の)時点については、基本的に明確なイメージをお持ちなんですね?」
GDT「答えは“イエス”・・・というか、まぁ、そんなところだね(笑)」
アンソニー「(笑)結構」
GDT「現段階で断言出来ることがあるとしても、もしそれが今後変わってしまったら、今色々喋っていることは悲劇的でしかないよね。他のインタビューでも言ってきたことだけど、それは常に変わっていくんだ」
アンソニー「ええ」
GDT「暴露すればする程、より変ったことになってしまうんだからね。だけど、僕にとって一番すごいことはね、このプロジェクトを開始した時は、この1本の映画--あるいは2本の映画にしろ、僕は完全にオープンな立場にいたんだ。全然独断的じゃなかったね。現在、たった今僕にとって、2本の映画であることは全く正当だと感じているんだ。これらを統合するやり方は完全に正しいってね。もしそうじゃなかったら、過去のインタビューで言ってきたように、僕はそう言ったろうね。そしてたった今、これが重大なすっぱ抜きになりそうなのを感じているよ。素晴らしい方法で、本当に・・・う~む、すごい方法で3部作に発展するかもしれないな」
アンソニー「3部作について話したことが・・・3本の映画になるかもしれないという暗示さえ、今までに受けたとがありましたか?、そして、それは非常に僅かな可能性なのですか?」
GDT「いや、いや。僕はそれを信じていないし、ほんの僅かな兆しさえ見えないよ。何故なら、これは僕たち全員が最初に同意してからずっとやってきたことで、『ホビットの冒険』の物語(言外に含まれたものにせよ、率直に顕れているものにせよ)の意味を、省略されたり言外に含まれたイベントでも見つけることが出来て、肉付けすることが出来ると感じられて、追補篇の引用や秘められた出典に言及出来て、彼らに何が起こったか知ることが出来る場合に限ってのことだ。だけど僕たちは、物語自体が3本の映画は言うまでもなく、2本の映画を要求しないならば、それは本当の機会ではないと分かるだろうと言ってたんだよ」

アンソニー「“物語自体が要求するもの”ということについて話して下さい。『指輪物語』の映画化において、多くの要素が“物語”と“劇的”の名において明らかに削除されましたが・・・」
GDT「トム・ボンバディル(笑)」
アンソニー「トム・ボンバディル、そして“ホビット庄の掃討”、これらは、おそらく誰の心にもあった最大の二つでしょう」
GDT「僕は仕事の大半を「脚色すること」について考えているよ。明らかに「脚色」とは、基本的に既に存在しているものを再利用し、再供給することを意味するんだ。君は家具を移動させなくちゃならなくなる。これは動かそう、これは動かさないでおこうと言わなくちゃならない。それは不可避なことなんだよ」(中略)

GDT「どんな省略がなされるとしても、僕は原作のファン(fan of the ‘book’)なんだ。そして‘The Book’の部分にアンダーラインを引いて強調するよ(*bを大文字にすると「聖書」の意味です。あくまでもトールキン教授の原作をバイブルに、全ての拠り所とするってことでしょうね)。
僕はトールキン学者としてこのプロジェクトに参加したわけじゃないし、彼の作品全てを知っているわけでもない。11歳の時に『ホビットの冒険』を読んでから、彼のインタビューと学説以外は読んでいなかったんだ。僕は本当に彼のファンタジー論とファンタジー作法が好きで、常に大ファンだったよ。だけど、知っての通り、昨年になるまで3部作を読んでいなかったんだ。それは、子供の頃はそれに入り込めなかったからだし、他に何があってもマイナーでいたかったからでもある。それ程『ホビット』については貪欲だったんだ。
あのね、デブな男にとっては、貪欲(大食)は顕著な欠陥、若しくは回避不能な美徳のどちらかなんだよ。『ホビットの冒険』については、いつも僕は空腹で、出来うる限り詰め込もうと思っているんだ」

アンソニー「4人の脚本家のうちの一人として執筆する方法に同意されているようですが、そのやり方について、誇張なしに話して頂けませんか?」
GDT「そりゃ奇妙なことだろうね。僕たちは大変なことを始めたわけだからね。
僕は、スペイン語の映画は通常一人で書くし、『ヘルボーイ』シリーズもシナリオライターとして一人で書いたね。でも、共同執筆は沢山経験しているんだよ。時には一人の作家と、あるいは『デビルズ・バックボーン』の時のように、二人の作家と一緒に仕事をすることもあるんだ。
今回も、皆が想像するほど厄介なプロジェクトじゃないと思っているんだ。実際、ピーターとフラン、それにフィリッパは一つの人格みたいなものでね。まさしくカトリックの教義を実証するようなものさ。“父と子と聖霊”、それらを区別することは出来ないのと一緒さ。
だけど、それぞれのやり方は異なるんだ。 フィリッパは、一種の天啓を告げる巫女だね。だけどフランは、『私、よく憶えてないんだけど・・・』という前置きに続いて、ドワーフの採鉱だろうが、およそ求められる限りのテーマについて、常に学術的な引用を展開してくる。そしてピーターだが、僕とピーターはいつも、観衆を魅了するものは何かとか、映画制作における直感的なものでもって動くんだ。更に僕は、トールキン作品や関連図書、その他の資料を読んだから、基本的に仕事を遣取りすることについては完璧なバランスになったと感じているんだ。
一つのグループが作業の一部分を終えて、他のグループの割当て部分とぶつけてみる。この場合、四つのグループじゃなくて、一つか、二つのグループだが、ついには完全に融合することになるんだよ。これは他のライターと僕との間で起こったことで、ここでも起こっていることなんだ」
(~Part2に続きます)
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