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デル・トロ監督インタビュー~プレミア編~(後編)

2008年09月15日 17:25

9月8日に投稿した記事の後半になります。
『ホビットの冒険』についての目新しい情報は特にありませんが、ギレルモさんの撮影スタイルと、現場での雰囲気が伺える内容になっております。(Source

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

『ヘルボーイ2』のまた別の場面では、『スター・ウォーズ』と『メン・イン・ブラック』の酒場シーンを思い出させます。異様なクリーチャーが無頓着に一般市民と混じっているのですから。同様に、ヘルボーイと彼の同僚がブルックリン大橋の下のトロール・マーケットを散策している間も、奇妙なクリーチャーが辺りをうろついています。
「マイク(*ミニョーラ:コミック原作者)は酒場シーンに物言いたげだったけど、僕は何か違ったことがしたかったんだ。背景に彼らがいることによって、よりエキストラっぽく、リアルな感じになるからね」

セットでは、彼が頭の中で構想したショットが撮れるまで、長い時間を費やします。
3~4テイクで終わることは殆どなく、必要に応じて12テイクに至ることもあるのです。
「僕は相当な偏執狂さ。僕にはいつも思い描くヴィジョンがあるんだ。それが現れるまで撮り続けるのさ」

「実際、彼は『ヘルボーイ』の時より沢山テイクを重ねたわね」と、ヘルボーイのガールフレンド、リズ・シャーマンを演じたセルマ・ブレアーは語ってくれました。
「監督は自分が求めることに対して、決してシャイじゃないわ。それでも、誰もが彼を尊敬しているのよ。自分たちは、今世界で最も卓越した監督のうちの一人と働いているんだ、という雰囲気がセットの中にあるの」
ジェフリー・タンバー(*『ヘルボーイ』シリーズで官僚トム・マニングを演じた俳優)は更に、
「彼は望むものに対して、強い意識を持っている。でも、セット内の雰囲気は決して厳しいものじゃない。僕たちはしばし大笑いしたもんだ。彼は特に照明と特殊効果に労を惜しまない。でも、後で映画を観た時、そのことに感謝することになるんだよ」

しかし、そのような完璧さは、決して代価なしでは成し得ません。
撮影期間は長く、故郷からは遠く(『ヘルボーイ』はプラハで、『ヘルボーイ2』はブダペストで撮影されました)、特に俳優のロン・パールマンをうんざりさせました。ホーンや『ヘルボーイ』の他のキャラクターになることは、彼の心身を疲れさせて、毎日撮影するのが難しいこともありました。
「彼は特別、特殊メイクや着ぐるみが好きって訳じゃないと思うね。だけど、演じる役と僕との仕事が好きだからやってくれてるんだ」
とデル・トロは言います。
「時には、6時間かけてメイクして、その後10時間撮影することもあるんだ。僕たちには15年間に及ぶ友情が存在する。互いに率直で、そして残忍でもあるのさ」

デル・トロはこの夏、以前と比較にならない程慌ただしく動き回っています。
『ロード・オブ・ザ・リング』の前章にあたる『ホビットの冒険』の製作が始まるのです。
この大作映画の将来についての長年の“お喋り”の後、プロデューサーのピーター・ジャクソンとニューライン・シネマは、トールキンの古典に基づく2つの映画を、デル・トロが監督することになったと公式に発表しました。2番目の映画は、『ロード・オブ・ザ・リング~第一部:旅の仲間』に直接繋がる物語になります。
最初の『ホビットの冒険』は独自のやり方で、2本目はピーター・ジャクソンが作り上げた世界への移行と融合だと彼は言います。
「僕は、ピーターのヴィジュアルをより発展させるつもりなんだ。以前の世界とは異なるやり方で描いて、良い意味での“違い”というものを出していくつもりだよ。2本目は、緩やかに(3部作と)連鎖する方法を見つけて、ピーターのスタイルを真似る責任があるのさ」

控えめに言っても、それは気が重いプロジェクトです。
11歳で『ホビットの冒険』の原作を読んだデル・トロは、気軽にはそれを扱いません。家族を(スタジオのある)ニュージーランドへ引越しさせるとともに、数ヶ月に渡る脚本執筆に取り組み始めます。

「僕がまだ子供だった頃、3部作を読もうとして惨めに失敗したんだけど、今年また読み始めたんだよ」とデル・トロは言います。
「『ホビットの冒険』は、トールキンの非常に個人的な側面から生じているんだ。僕はそれが、彼の第一次世界大戦の体験に基づいていると考えているんだよ。彼は上品なイギリス人として戦いに参加し、心胆寒からしめる世界の一面を見て、全く異なるものとなって帰ってきたんだ」

インターネットでは、『ウォンテッド』のスター俳優、ジェームズ・マカヴォイが『ホビット』の主役を引き受けるのではという噂で賑わっています。しかし、デル・トロはそうではないと言います--少なくとも今の時点では。
出演者に関する新しい情報は得られませんでしたが、デル・トロは、彼について、
「僕はマカヴォイの仕事が好きだ。彼は非常に感性豊かだからね」と言って憚りません。
キャスティングに対する検討では、この点は一般的なことだと彼は言います。
「脚本を書く前に配役するのは不可能だからね。書き上がってみて初めて、特定の役のために誰が相応しいか相応しくないかを見極めることが出来るんだ」

『ホビットの冒険』を監督することについては、デル・トロはヘルボーイの銃のように燃え上がっています。
「電話がかかってきて、僕が人生の5年間を『ホビット』に費やす誓言をするかどうか尋ねられた時、絶対そうするさ(fu*king yes)と言っちまったんでね」

その口調は、再び感銘を与える準備が出来ている人のそれです。

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余談ですが、ティムール・ベクマンベトフ監督、ジェームズ・マカヴォイ主演の 『ウォンテッド(WANTED)』、最初の邦題表記は『ウォンティド』でしたが、結局『ウォンテッド』で正式決定しましたね。前者の方が英語の発音により近いと思うのですが、馴染の“日本語英語”(ピ●クレディとか(^o^;)に準じたようです。
公開は9月20日から。この映画を観ながら、二枚目ビルボを夢想するも良し♪(笑)
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