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EMPIRE発『ホビット スマウグの荒らし場』で起こること

2013年07月07日 06:44

6月27日に発売されたイギリスの映画雑誌EMPIRE 8月号が、輸入雑誌を扱う日本の書店にも並ぶようになりました。
そこで今回は、『ホビット スマウグの荒らし場』の特集記事で分かった、『ホビット』第2部で起こるあんなことやこんなこと…を纏めてみました。
そんな内容ですから、遠慮なくネタばれを展開しております。映画本編のストーリーを知りたくない方は、くれぐれもご注意下さいませ。

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

  1. 第1部と比べ、ストーリーラインは複雑に絡み合い、悪役はますます力を増し、シリアスな展開となる。

    「物語の構造は多層になるわ。進行中のビルボとドワーフの労苦と、追補篇からの出典によるガンダルフのドル・グルドゥア探索の間でインターカッティング(*シーンの切り返し)されることになるの。2つの要素は映画の終わりまで絡み合って、派生したレゴラスや湖の町の統領、それにバルドなどの登場人物たちとバックストーリーを練り上げるの。続編(である第2部)では、子供染みたものは放棄されるわ」〈by.フィリッパ・ボウエン〉

  2. 闇の森のキノコの胞子には、トリップさせる作用がある。

    既に公開されている闇の森のスチルには、ボンブールが急拵えの担架のようなものに乗せられている場面がありました。原作のように「魔の川」へ落ちたせいではなく(ボンブールの飽くなき食への探究心の結果)、胞子を吸い込み過ぎたのかもしれません。あるいはこのキノコの作用が、ドワーフ一行がクモに捉われる原因となるのかもしれませんね。


    ↑ ボンブールを担いで闇の森を彷徨うドワーフたちとビルボ

  3. アゾグはドワーフへの復讐を諦めず、彼同様荒々しい息子ボルグもその追跡に加わる。


    ↑ アゾグの息子ボルグ(コナン・スティーヴンス)

  4. エルフ王の岩屋を樽で脱出したビルボとドワーフたちは、執拗に彼らを追うオークたちの追跡をうける。そして、オークたちを追う闇の森のエルフたちも絡んで、三者が「湖の町」へと乱入することになる。

  5. エスガロス(湖の町)は、原作と違って暗く猥雑で、不吉な迷路のような町となっている。

    トールキンの有名な脚柱の上に乗った町のイラストに反して、窮屈な通りは喫水線と水平で、乱雑なディケンズ風ベニスの様相を呈しています。見かけ倒しの歩道、橋々、そして重い屋根の下で傾いだ建物からなる迷宮です。それは霧深く、良からぬものが影に紛れてこそこそと動く場所です。わたしたちは未だかつて、中つ国でこのような場所を目にしたことがありません。


    ↑ J.R.R トールキンのイラストによる湖の町(彩色:H.E.Riddett)


    ↑ 映画『ホビット スマウグの荒らし場』の湖の町

  6. レゴラスは、LotRでムマキルをしとめたような、アクロバティックなアクションを再び披露する。

    彼(レゴラス役のスタントマン)は揺れ動く小舟に到着するために、180°回転して、手摺を飛び越えます。そして、小舟を占領しているオークは直ちに殺されます。1枚の氷を踏み石にして運河の向こう側へ跳び、裏通りを駆けて、別のオークの上を宙返りします。(中略)「エルフはいつもショーを独り占めさ」彼(オーランド・ブルーム)は気取って笑います。「最高のやり方でね」
  1. 闇の森のエルフのタウリエルはおよそ300才。燃えるような赤毛をもった、未熟だけれど危険な女戦士。彼女は主君であるスランドゥイルの“孤立政策”に苛立ち反抗する。また、“淀みなく迸るエルフ語”によって、溺れて瀕死の人間の少女を救う。

    「タウリエルはそれ程賢くないけれど、はるかに危険よ。彼女はやっと300才。ほんの少し未熟でとても奔放なの。木に上って、壁によじ登り、あるときはオークの上にも登ったわ。彼女は殆どニンジャ風ね」(中略)「目的地に着くために、オークたちを草の葉のように斬り進んでいくの。殺すことに抵抗がないのよ。それが彼女のすることなの。殺人マシーンね」〈by.エヴァンジェリン・リリー〉

    エルフ語によって少女を救う、とは、アルウェンがブルイネンの浅瀬で使っていたスペルのようなものでしょうか?撮影に居合わせたEmpireによれば、「訓練されていない記者の耳には、鳥の歌と同じくらい途切れなく聞こえた」とのこと。エヴァンジェリンはフランス語が流暢で、それがシンダリン習得に役立ったとのことです。
    そして、タウリエルの年齢については、Total Filmのインタビューでの「600才」より更に若い「300才」と答えていますね。不死のエルフにとっては、数百年の誤差などないに等しいと言うことでここはひとつ…。

  2. トーリンの父で行方不明のスラインが、アザヌルビザールの合戦のあと、どうなったのかを示すフラッシュバックが入る。


    ↑ ドル・グルドゥアでガンダルフを襲うスライン?

  3. 第2部『ホビット スマウグの荒らし場』では、父と息子の関係が大きなテーマとなる。スラインとトーリン、スランドゥイルとレゴラス、そしてアゾグとボルグ。

    わたしたちはトーリンと彼の父スラインの関係の深さを吟味することになります。不思議なことに、スラインはモリアの入口の戦場から逃走しました。このシーンのフラッシュバックは、Jスタジオで別班によって拡張されました。サー・アントニー・シャーのスラインは、オークの攻撃を回避しています。
    わたしたちはレゴラスとスランドゥイルとの間の複雑な問題に乗り出します。そして、ボルグは本当にアゾグの息子です。
    「オークの卵(spawn)と言うべきかな」と、女性のオークのようなものがいるのかとEmpireが尋ねたとき、ジャクソンは急いで自分自身の誤りを訂正しました。「フィリッパがオークの繁殖の専門家なんだ」


  4. 第2部の序幕にして、ガンダルフはネクロマンサーの正体に思い当たる。

  5. 第2部の結末は、ピーター・ジャクソン監督がこれまでの仕事で作成した"最大のもの"の登場で締めくくられる。

    ボウエンは、彼女の監督が、これまでの仕事で作成した"最大のもの"で結末を締めると思っています。ジャクソンは、原作がドワーフと彼らの“偉大な報復者(great nemesis)”たるスマウグとの決定的な対決が欠如しているのを常に感じていました。彼はそれを修正しました。爆撃、地獄の大砲、そして、激しい怒りに駆られた一匹の竜がいます。「かなりクレイジーなことになるよ」と彼は言います。
    Empireは突然のパニックに捉われました。彼は最後の映画のために、充分な見せ場をちゃんと残していると確信しているのでしょうか?
    ジャクソンはまるで、スマウグのような意地の悪い笑顔を見せます。「ああ、沢山のことが起こるよ。5つの軍が交戦するんだ。先のことは分からないからね、終わりまでには7つの軍、いや8つ、あるいは9つの軍になっているかもしれないね」

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

ストーリーのネタばれとは少し離れますが、今回のEmpireの記事で他に興味深かったのは、スランドゥイル役のリー・ペイスのインタビューです。
彼は役柄のインスピレーションを得るために、オーベロン(中世、ルネッサンス期の文学や伝説に登場する妖精王)やフィッシャー・キング(アーサー王伝説に登場する癒えない傷をもつ不具の王)の伝承をあたり、ニュージーランドの荒野を一晩ハイキングしたのだそうです。
フィッシャー・キング(漁夫王)とは、傷ついた王と呼応するように彼が支配する王国も病み、肥沃な国土も荒野へと変貌していく…そんな悩める王が登場する話ですね。リー・ペイスがスランドゥイルを演じる上でそこにどんなヒントを見出したか気になるところです。

そして、ピーター・ジャクソン監督がほのめかした通りならば、第2部のラストはスマウグによるエスガロス襲撃まで入ることになるのでしょうか?Empireの記者ではないですが、どれだけ第3部を拡張させるつもりでいるのか、むしろそちらが心配になります。
現在行われている追加撮影のメインが「五軍の合戦」であることは周知の通りですが、五軍ならぬ「九軍の合戦」にも発展しそうなラストバトルに、不安と期待が入り交じる思いです。
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