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初スチル公開!エヴァンジェリン・リリー、タウリエルを語る

2013年06月07日 21:55


image Credit: James Fisher

6月5日(日本時間6日未明)、EW.comにて、『ホビット スマウグの荒らし場』からエヴァンジェリン・リリー扮するエルフの女戦士、タウリエルの公式スチル(上写真)が初お目見えとなりました。
同記事には、エヴァンジェリンのインタビューも紹介されており、タウリエルという登場人物についての解釈と、原作に登場しない映画オリジナルのキャラクターであることへの、彼女の思いも紹介されています。


12月13日(全米)公開の『ホビット スマウグの荒らし場』には、中つ国のニューフェイス、エヴァンジェリン・リリー扮するエルフの戦士タウリエルが登場します。
「彼女はほんの少し向こう見ずで、まったく無慈悲で、殺すことも躊躇しないわ」とリリーは言います。
彼女の役柄は、映画の原作となったJ.R.R トールキンのファンタジー小説の中には存在しませんし、ついでに言えば、トールキンのどの著作の中にも見つかりません。

監督のピーター・ジャクソンと、『ホビット』3部作の共同脚本家であるフラン・ウォルシュ、それにフィリッパ・ボウエンは、闇の森のエルフの世界を拡張するために登場人物を創作しました。あるいは、さもなければ男性優位である『ホビット』の物語に、女性の勢力をもたらしました。
「タウリエルはエルフの守備隊の頭(かしら)よ」とリリーは説明します。「彼女はシルヴァン・エルフなの。つまり『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで皆が知っているエルフたちより、ずっと身分は低いわ。アルウェンやガラドリエル、それにエルロンドやレゴラスと同じ高い階級にはなれないの。もっとずっと格下ね。それに、エルフの社会秩序にちょっとばかり反抗的なのよ」

タウリエルは獰猛な戦士であるだけではなく、ソフトな一面も持ち合わせています。
「確かに彼女にはラブ・ストーリーが用意されているわ。でも、そのことについてあまり漏らす訳にはいかないの。(物語上の)そんなに大きな焦点にはならないけれど重要な部分で、タウリエルとその物語を動かしていくことになるわ」
それはもしかしたら、オーランド・ブルーム扮するレゴラスとのロマンスでしょうか?リリーはどう転んでも決定的なことは言いません。しかし彼女は、これだけは教えてくれました。
「レゴラスとタウリエルの関係は重要(significant)よ。子供のときから彼らはお互いを知っているの。レゴラスの“お父さん”スランドゥイル王はタウリエルを可愛がっていて、彼女に特別な資質を感じているのよ。2人が並んで育って、父親が素晴らしい戦士であるこの若い女性を特別に気にかけているとしたら、彼女に注目しないでいるのは難しいと思うわ」と彼女は笑って言いました。「わたしに言えるのは多分このくらいね」

リリーは、一部の“トールキン純粋主義者”が新しい登場人物の導入について不信感をもっていることをよく知っています。
「すっかりタウリエルを憎んでいて、映画に登場するべきではない、これはトールキンへの裏切りである、わたしがどう演じるかに関わらず正しくない、そう思っている人々がいることは、全く疑う余地がないわね」と彼女は言います。
「でも、彼女が大好きで、これが映画の面白さを増したと思う人たちもいるでしょう。『LOST(ロスト)』に出演していたとき、番組や登場人物への印象について、本当に極端だった熱心なファンたちのおかげで、そのことを学んだの。でも、トールキンを崇拝する(作品作りの)方法を知っている人間がいるとしたら、それはピーター(・ジャクソン)とフラン(・ウォルシュ)、それにフィル(フィリッパ・ボウエン)よ。タウリエルを完全にその世界に適合させたのだから」

またエヴァンジェリンは先月末、Total Filmのインタビューで、次のように答えています。

「タウリエルは、とても、とても若いエルフよ。1900才になるレゴラスや、およそ3000才のスランドゥイルと違って、わずか600才なの。2人のような英知も気構えもないけれど、彼女は少し…根性があって、天真爛漫で、ことによると情熱的ね。
このキャラクターを演じるためには、少しばかりの優美さを身につける必要があるわ。でも、タウリエルは本当に冷酷な殺し屋でもあるのよ」

この記事では、タウリエルという登場人物についての彼女の解釈よりも、レゴラスやスランドゥイルの年齢のほうにトールキンファンの注目が集まりました。特にスランドゥイルについては「若過ぎる」という感想が殆どでした。
『ホビットの冒険』でビルボが袋小路屋敷を旅立ったのが第3紀の2941年ですから、3000才というと第2紀末頃の生まれということになります。
トールキンの著作では、スランドゥイルの生没年についてのはっきりした記述はありませんが、一説によれば、父オロフェアと共にドリアスに住んでいたとあります。だとすればスランドゥイルは第1紀生まれたことになりますね。成程映画版のスランドゥイルは随分若いと言わねばなりません。

もっとも、レゴラスの年齢についても、「The Lord of the Rings: Official Movie Guide」にはオーランド・ブルームの発言として「2931才」とはっきり書かれています。今回のエヴァンジェリンの発言より1000才も年上で、シリーズの統合性さえとれていません^^;
ですので、どちらが正しいというのではなく、映画でのキャラクター設定…特に数字の部分については、神経質になるだけ無駄のように思います。

ただし、『ホビット 思いがけない冒険』の冒頭で、エレボール陥落の際にスランドゥイルが見せた、一見薄情とも臆病とも思われかねない慎重さや、己の種族を失うことに対する恐れのようなものは、彼がモルドールの恐怖を知っていることとと同時に、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の冒頭で描かれた「最後の同盟」の戦いに参戦した折、父オロフェアが討死し、戦が終わって故郷へ兵を率いて戻ってみれば、生き残ったのは参戦した数の1/3だったという、この悲惨な体験が根底にあるからだと思うのです。
PJ初め脚本家陣が設定した年齢がいくつであっても構いませんが、そうした長い歴史を生きたスランドゥイルの悲哀や英知を感じさせる脚本・演出であって欲しいと切に願います。


さて、話が少々脱線しましたが、このようにともすると、いちいち映画の設定に物言いをつけたくなるのが、ワタクシを始め原作ファンの性であります。
エヴァンジェリンが今回のインタビューで、原作純粋主義者のことを「よく分かっている」と語っているのには、かつて『ロード・オブ・ザ・リング』が世に出たときに、「原作を冒涜する映画なんか絶対に観ない!」と構えていた、熱心なトールキンファンである彼女自身の体験によるものなのです。

2年前のインタビューを訳した拙ブログの記事ですが、タウリエルに、そして演じるエヴァンジェリンに懐疑的な原作ファンは一度読んでみて下さいませ。→【エヴァンジェリン・リリー、映画『ホビット』を語る(2011年09月20日)】
そして願わくば、批判は映画を実際にご覧になったときまでお預けにして(そして批判の矛先は演出家と脚本家へどぞ!)、彼女が語った通りPJとその脚本家陣が、オリジナルキャラクターであるタウリエルをトールキンの世界に見事に融合させたという新作の公開を、ご一緒に(楽しみに)待ちたいと思います。
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