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『ホビットの冒険』は4D!!とイタリアで一斉ネット報道の怪★

2010年04月11日 13:19

さて、毎日『ホビットの冒険』映画化情報を追いかけて海外サイトをうろついておりますと、時々こういう珍事に出くわします。
4月9日の午後遅く(現地時間)、イタリアのニュースサイトのエンターテインメント欄や、映画情報サイトなど複数のネットメディアで、「映画『ホビットの冒険』は4Dで制作!」との記事が相次いでUPされたのです。例えばコチラ→ La Repubblica.itil Giornale.itANSA.itTGCOMmovie player.itCINE blog.it

「ちょっと待って!3Dはともかく4Dて何よ!?」と記事に目を通しますと、4番目のディメンジョンは(当然ながら)“時間”ではなく、触覚や嗅覚---匂いを出したり、熱や振動を感じさせることのようです。
種明かしを致しますと、どうやらアメリカの映画サイトTotal Filmが4月1日に報じた記事、つまりはエイプリル・フールのフェイク・ニュースを、ジョークと気付かずに取り上げてしまったようなのです。
それにしても、何故4月1日から一週間以上経って、複数の、しかもイタリアのメディアだけが一斉に!?ということになりますとここから先は推測でしかないのですが、たまたまその日めぼしいニュースがなくて、担当のスペースが埋まらず困ったとあるイタリアのニュースサイトの記者さんが、ネットサーフィンして見つけた面白そうなニュースを記事にしたところ、他サイトもそれに飛びついた…ということではないのでしょうか。

勿論、普段からずっと『ホビットの冒険』の映画化情報を追っているイタリアの同志たちは、いきなり降ってわいた4D情報に呆れ返り、その騒ぎはアジアの端におりますワタクシにも届くところとなったのですが---改めて騒ぎの元となったTotal Filmの記事を読んでみると、これがなかなか面白いのです(>物好き出たw) 成程、『ホビット』情報をいつも読んでいるのでなければ騙されるかもしれないな、という良い出来栄えなので、例によって紹介してしまうのでありました(暇人言いっこなし!)


4Dで撮られる映画『ホビットの冒険』

月曜日にわたしたちは映画『ホビットの冒険』がMGMの財政難のせいで遅れていると報告しました。
さて、わたしたちはニュースを更新するために、我らが仲間、ギレルモ・デル・トロに電話しました。
GDTは、この遅れが制作準備期間に影響を及ぼしていないことを明らかにしました。それどころかまったくの正反対!この時間が彼に、映画の最新のアイデアの計画を立てる充分な時間を与えたようです---それは“4D”です。

「『アバター』は確かに沢山の手法の草分けとなったね」とデル・トロはわたしたちに話しました。「しかし、今となっては誰もがきっちり同じことをやっているだろう。『アリス(・イン・ワンダーランド)』然り、『タイタンの戦い』然り…。『ホビットの冒険』が出る頃にはすっかり古臭くなって、皆3Dにはうんざりしているだろうね」

じゃあ、どのように従来の方式に新たな活力(new blood)を注ぎ込むのですか?

「僕はピーター・ジャクソンと話したんだ」と監督は言いました。「彼はWETAの仲間が4Dの可能性を模索しているって話をしたんだよ。彼が喋り終わるより前に僕は『それをやろう!』と言ったね」

4Dの概念は50年代から既にありました。WETAによる現代ヴァージョンは、『アバター』ブランドのデジタル3D映像と、環境刺激(environmental stimuli)-感触、嗅覚、動きetc…-を結合することで、観客にあらゆる没入型仮想体験をさせるのです。
デル・トロは、技術と撮影効果への情熱と、その実践とで有名な映画監督です。彼が『ホビットの冒険』を技術的な躍進のために利用するだろうと予想することは、特別意外なことではありません。

50年代に映画監督のウイリアム・キャッスル(*ホラー映画を主に制作し、劇場の椅子が揺れる装置や、スクリーンから骸骨が現れる装置等を開発して観客を驚かせ、「ギミック映画の帝王」と呼ばれた)は、観客とのより深い係わり合いを捜し求めて、劇場内での技術を用いました(彼の物語は、事実上、1993年に公開されたジョン・グッドマン主演の映画、『マチネー/土曜の午後はキッスで始まる』で語られています)。

「僕はいつだってウィリアム・キャッスルの仕事のファンだったんだ。彼は本当に、客席の観衆を身悶えさせたんだからね」

キャッスルの仕掛けには、闇の中で輝く骸骨が観客の頭上を飛ぶ『地獄へつづく部屋』や、上映中に人々に軽い電気ショックが与えられる『ティングラー/首筋に潜む恐怖』などがありました。
それは、最近ユニバーサルスタジオのアトラクション、「シュレック4-Dアドベンチャー」でも使われたアイデアです。ここでは、座席は揺れ、観客の不意をついて水がスプレーされました。

さて、わたしたちは、デル・トロ版4-Dではどんなことを期待できるでしょうか?

「scratch 'n' sniff(*擦ると匂いのするシール)みたいな安っぽいことをしようとは思わないよ」と彼は言いました。「でもぼくたちは、ビルボとドワーフの仲間たちがトロルと出くわすシーケンスのために、客席から匂いを出すオプションを検討しているんだ。心底怖い香りを蒸留しなくちゃならないね」

そしてデル・トロは、熱くなる座席のアイデアに最も興奮しています。ビルボがスマウグのねぐらに入るときに熱くするのです。そして、洞穴でビルボがゴラムとなぞなぞ問答をするシーンでは、ドライアイスと水をスプレーします。

「ぼくたちは、どれくらいアイデアを推し進めることが出来るかについて、本当に興奮しているよ。映画は常に進化しながら成長を続けているんだ。これは進化における次のステップさ。まったく始まるのが待ちきれないね!」


如何でしょう?嘘にリアリティを持たせるには、ディテールを作り込め!というSFやファンタジーの作法(>ホントですか?)を髣髴とさせますね。実際にデル・トロ監督が間違いなく好きそうな、「ギミック映画の帝王」キャッスルの話など織り込むところなど、なかなかの凝りようです。
この記事のコメント欄を見ると、「素晴らしいエイプリル・フールのジョークだ!」「日付を見なければ、うっかり信じてしまうところだった」と好評ですが、騙された方はいらっしゃらないようです。また、「『カジノ・ロワイヤル』の007が椅子で拷問されるシーンが4Dだったら凄いよな」とか、「3Dがエイプリル・フールのジョークだったらいいのに…」なんてのも。
ここまでちゃんと目を通していれば、イタリアの記者さんも騙されずに済んだことでしょうに。ちなみに、先程改めてイタリアのサイトを覗いたら、10日になってジョークと気付き、お詫びのコメントをUP-DATEしているところもございました。

これより前の日付のニュースも記事にしていないのに、思わず(シュミで)こちらを優先してしまいました…!すみません。なるべく急いで穴埋めしておきますね~ m(_ _;)m
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