スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

デル・トロ監督 ロングインタビュー~Total Film編~ (前編)

2009年11月06日 19:46

ソースの日付前後しますが、ウェリントンに長期滞在中のギレルモ・デル・トロ監督に、 Total Film.com が独占ロングインタビューを敢行しております。テーマは勿論、制作進行中の 『ホビットの冒険』 について!
少々長い記事なので、今回はまず、その前半部分をお届け致します!ドゾ~♪

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

18ヶ月前、ギレルモ・デル・トロには10年間に及ぶプランがありました。
彼の人生は入念に計画済みで、それはJ.R.R トールキンが愛情こめて描写した中つ国の地図作りとは無関係なものでした。
「 『ホビットの冒険』 が出現した時、僕は人生のうちの今後10年間を静かに葬ったのさ」 と彼は笑って言いました。「僕は全てを準備していたのに、『ホビット』 は突然やってきて、僕の人生を買収したんだ」

誤解なさいませんように。 『ホビットの冒険』 は彼にとっての “いとしいしと”なのです。
デル・トロは、この2部作が彼のキャリアを決定付けるものであることを誰よりも承知しています。そしてこの映画監督は、トールキンの原作とピーター・ジャクソンの 『ロード・オブ・ザ・リング』 3部作に敬意を払うだけでなく、自信に満ちて誇らしげに彼独自の世界を建設することに励んでいます。

我々は、ウェリントンの制作拠点にいるデル・トロ監督に、この10年間で最も大きなプロジェクトになるであろうこの映画について話を訊きました。

Total Film(以後TF) 「 『ホビットの冒険』 のデザインは、あなたの他の映画と比べて、随分長くかかったようですね」

ギレルモ・デル・トロ(以後GDT) 「ほぼ1年かかったね。 『ヘルボーイ』 など、僕の通常の映画のデザインに費やす時間はこの1/3だよ。実際、参加したアーティストの人数を考えたら、いつもの3~4倍なんだけどね(笑)
僕たちは何百も…文字通り数百枚ものデザイン画を描いたよ。幾つもの模型、幾つもの素材試験。それは大がかりなものさ。それなのに、まだまだデザインは製作途中なんだからね」


TF 「どんなふうに脚本を執筆されたのでしょう? ピーター・ジャクソンやフラン・ウォルシュ、それにフィリッパ・ボウエンと同じように、多くの部分を関わられたと思うのですが」

GDT 「何ヶ月も、何ヶ月も前になるけど、僕たちは3×5インチのカードを前に構成について議論し、映画のレイアウトを考えたんだ。
毎日基本的に9時に顔を合わせて、午後になるまで何時間もそれに取り組んだ。それから、昼過ぎには僕はデザインをチェックしに行くんだ。
ある時点で、僕たちは二つのチームに分かれたんだ。こちらがある段階をやって、他のチームがまた別の段階をする。僕が慣れている共同執筆のやり方だよ。
だけど何が凄かったかって、一日で出される素晴らしいアイデアの量といったら!そりゃ、たまげたよ。僕たちは 『ホビットの冒険』 を3つ、あるいは4つのヴァージョンで書くことが出来たんだからね(笑)」


TF 「映画の構成の話が出ましたが、1本目は原作に基づき、2作目は追補篇とあなたの想像力を合わせて作られるのでしょうか?それとも、小説の(後半の)部分が2本目のためにとっておかれるのでしょうか?」

GDT 「僕たちはトールキン教授が設定した構成を尊重しているよ。 『ホビットの冒険』 の冒険の順序は、あらゆる世代が子供時代に馴染んだものだからね。それを動かされるのは、君だって好まないだろう?
だけど、ガンダルフはしばしば原作の中で姿を消すから、彼の(知られざる)行動を完全なものにしようと考えたんだ。だから原作とは対照的に、僕たちは彼が何処に行って、彼の身に何が起こったかを見ることが出来るんだよ」


TF 「あなたとピーター(ジャクソン)は、どちらも明確なビジョンを持った映像に拘るタイプの映画作家です。二人の意見が衝突したら、その時はどうするのでしょうか?」

GDT 「これまでは、そのような岐路に立たされることはなかったね。僕たちは口論することで、また次の段階へと進んで来られたんだ。尤も、僕はこれまで、ピーターは完璧なプロデューサーを務めてきたと思っているよ。
僕の人生のうちで、二人の映画作家が僕の(映画の)プロデューサーになったんだ。両方ともピーターという名前で、一人はペドロ・アルモドバル、そしてもう一人がピーター・ジャクソンだよ。

 (*スペイン系の名前であるPedroは、英語のPeterに同じ。アルモドバルは、デル・トロ監督の 『デビルズ・バックボーン』 の制作を手懸けている)
どちらの場合も、完璧なプロデューサーだったね。というのは、二人ともプロデューサーというのは“制作者兼映画監督”ではないということをちゃんと理解していたからなんだ。
プロデューサーはあくまでプロデューサー(制作者)なんだよ。もし非常事態が起こったり、全てがうまくいかなくなったら、プロデューサーは断固たる意見を述べることが出来るし、そうするべきだ。だけど全てが順調で、スケジュール通りに運んでいて、予算もあって、創造的なことに関して一致団結している場合、その必要はないからね」
TF 「おそらくピーターと一緒に仕事することは、 『ヘルボーイ』 シリーズの映画でマイク・ミニョーラ(*同シリーズの作者でコミック作家)と働くことと、それ程変わらないのではありませんか?」

GDT 「それは図星だね。僕に言わせれば、彼はまるでもう一人の監督のように頑固になるんだよ。だってマイクは、基本的に紙の上で監督しているようなものだからね。
そしてミニョーラは、ペドロやピーターもうそうだが、彼ら全員、ある時点で難題にぶち当たって孤独に苛まれる過程を知っているんだよ(笑)
姿をくらましたくなり、信じられるのは自身の直感だけ。遠く離れた場所から電話で指示を仰ぐわけにもいかず、自分自身で決断を下さなくてはいけないんだ」


TF 「ところで、ロサンゼルスとウェリントンを行き来するのは大変じゃないですか?現在はニュージーランドにフルタイムでいらっしゃるのですよね?」

GDT 「そう、僕は現在、滅多にロサンゼルスには行かないんだ。だけど、僕にとっては信じられないほど楽な通勤だね。すっかり慣れてしまったよ。
ロンドンとロサンゼルスの往復に慣れたのと同じように、ウェリントンとロサンゼルスの往復にも慣れたね。飛行機の中で、13時間全てを自分自身の為に使えるんだ。これは特権だね。執筆したり、メールしたり、読書したり。本当に素晴らしい労働日さ。
それに、ロサンゼルスとウェリントンとの行き来で大きな利点は、本質的に自分のタイムゾーンにいるということさ。1日を失ったように思えても、ロサンゼルスで夜眠り、翌朝ウェリントンで起きることが出来るんだからね」


TF 「飛行機の中で、こっそり映画を観る時間を捻出することがありますか?」

GDT 「やってるよ!でも大抵はテレビを観ようとするね。それなら大画面じゃなくてもいいからね」

TF 「あなたはクリーチャーを創造するのが大好きですね。その点、 『ホビットの冒険』 は明らかに絶好の機会を提供してくれそうですね。竜のスマウグ、闇の森のクモたち、そして熊の人ビヨルン…」

GDT 「僕がWetaに伝えた表現を使うなら、“LotR3部作と同じ遺伝子プールを保ちつつ異なるキャラクターを生み出す”つもりなんだ。
例えば、3部作において大部分のクリーチャーは野獣か、ちゃんとした言葉を持たないものたちだった。
『ホビットの冒険』 においては、クリーチャーたちは喋るよね。スマウグとの対話には素晴らしい台詞がある。大ゴブリンとの会話もそうだ。多くのクリーチャーは喋るんだ。だから僕たちは、ただ怖いばかりのクリーチャーではなくて、異なるアプローチからデザインしたんだよ。
僕は 『ホビット』 のモンスターたちには堂々としていて欲しかったんだ。ワーグ(アクマイヌ)にも特定の美しさがあって欲しかった。美しいものは善で、醜いものはそうじゃないというような、非常にはっきりした定義をもたれないようにね。モンスターのいくつかは、本当に素晴らしい(ゴージャスな)のだから」


サラマンダー [DVD]サラマンダー [DVD]
(2005/07/06)
マシュー・マコノヒー クリスチャン・ベイル

商品詳細を見る

TF 「スマウグは、映画 『サラマンダー』 (2002年:米)の竜のようにはならないと言っていましたね。彼のキャラクターを伝えることは、あなたにとって大きな挑戦ではなかったですか?」

GDT 「僕が最も誇りとするデザインのうちのひとつが、このスマウグだと思っているんだ。明らかに一番時間をかけて取り組んできたキャラクターだよ。
実はまだ製作の真っ最中なんだ。スマウグのカラーパレットと、ほんの僅かなテクスチャーを終えただけでね。今までの作業の大半がデザインで、それが確定するまでおよそ1年かかったんだよ。
製作が始まった最初の頃に、僕はスマウグをこれまでに作られた如何なるドラゴンとも切り離す非常に強力なアイデアを出したんだ。これは見事に成功したと思っているんだよ」
 (~後編に続く)


*** 拍手&拍手コメント、有難うございます! ***
サー・イアン・マッケランのやる気満々コメント、嬉しいですよね!
やっぱり、役者本人が楽しんでのびのび演技しているのって、作品に表れますもんね。
他のキャスティングの進行具合も気になりますね。ビルボ役の発表は、昨年のクリスマスプレゼントになるなんて話もありましたが、一年遅れではありますが、今年のクリスマスプレゼントになればいいなぁと思っているこの頃です。
いつもコメント、本当に有り難うございます(^^ と~っても励みになっていま~す!!!
関連記事
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://lazylob.blog35.fc2.com/tb.php/139-449d62f2
    この記事へのトラックバック


    ■Recent Entries


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。