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エンパイア誌による、ジャクソン&デル・トロ監督インタビュー詳細:その2

2009年05月13日 22:22

すみませ~ん!前回の続き、翌日にもUPするつもりが、鬼の霍乱!? 体調不良でダウンしておりました~☆こ、高熱は出ていないので、新型インフルではないと思うのですが…(^^;
でも、Hobbitニュースは毎日欠かさずチェックしてますよん。ボチボチ復帰であります。 【5月15日追記】

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

エンパイア 「それから、『ホビット』の原作の中で、映画的でない部分の取り扱いはどうするのでしょうか?例えば、バルドの人物説明があるのは、物語のかなり後半ですよね。それより前に彼を紹介することなどは考慮されていますか?」
PJ 「勿論そういった作業はしているよ。正確には君が話してくれた方法とは違うけれどね。だけど、原作より多少“成り行き任せ”にはならないようにしているんだ。
『ホビットの冒険』には、ほんの僅かだけどデウス・エクス・マキナ的なイベントがある。それは他ならぬトールキン教授が意図してやっているものなんだけど、論理的とは言えない展開がね。つまりそれは、本の対象がやや少年向きで…」
GDT 「おとぎ話の世界…」
PJ 「そう、そんな狙いがあるからなんだ。でも、映画バージョンは首尾一貫して合理的だよ。僕たちは小説の中に2~3箇所存在する成り行き任せな部分や、出し抜けな展開を全て取り除いて映画を構築しようとしているんだよ」
GDT 「でも、原作の持ち味が強く出ている部分が、非常にアイコニック(画像的・映像的)な瞬間なら、僕たちはその作風を留めるために最善を尽くすよ。たとえおとぎ話の論理のようにみえてもね」
エンパイア 「もう一つの問題は、五軍の合戦の殆どの間、ビルボは気を失っているということです」
GDT 「それこそ僕が最初に言った、そのままにしておきたい原作の持ち味の一つだよ!意外だろうけどね。
僕たちはとても美しい、僅かにトーンの異なるヴァリエーションを奏でているようなものだと思うんだ。例えば、モンスターたちが口のきけない3部作とは異なり、『ホビットの冒険』の原作では、トロルたちが非常に長い会話をする部分があるよね。3部作に内在しながら気付かないでいた異なる風合いのトーンを、少しばかり強調してみたいと思っているんだよ」

PJ 「それと、僕たちは物語の悪役側についても、多くの登場人物とその個性とを掘り下げてみるつもりなんだ。特にサウロンの取り扱いについて、彼は正確にはどのようにして顕れ、どんな姿をしていて、どうやって最終的に3部作へと至るのか---そして、古代、彼の過去に何があったのかをね。
(『ホビットの冒険』の)原作に載っている以上のことを是非とも扱わなくてはいけないんだ。皆がそれを期待しているからね。それはLotR以前の出来事だから、僕たちはいろんなことをもっと学ぶつもりでいるんだ。人々が期待するものを確実に届けようとすることは同時に、皆を驚かせることでもあるからね」
GDT 「原作のトーンはすごく違うよね。3部作は重厚で叙事詩的で、地政学的な宇宙観を持っている。そして『ホビットの冒険』の素晴らしさは、最終的に非常に壮大な世界におけるより小さな冒険という見地にあるんだ」

PJ 「そうそう、まず何かを話し出す前に、ギレルモがニュージーランドに最初にやってきた時のことを言うのを忘れてたよ」
GDT 「僕は逮捕されたんだ」
PJ 「そう。でも釈放してもらったけどね。僕たちが保釈金を払って彼を救出した後にやった次のことは、LotRのエクステンデッド・エディションの35ミリフィルム3本を上映して観ることだったんだ。
SEEを3本通しで観るのは、映画が封切られてから、実に初めてのことだったんだ。それは楽しいことだったね。再び3部作を観て、ただただ圧倒されるのを感じたよ。本当に濃密で、壮大で、複雑なんだからね」
GDT 「上映室を出てまず最初に言ったことは、『ああくそ!俺は何てことに首を突っ込んじまったんだ!?』だったね(笑)」
PJ 「僕はプロデューサーとして、非常に沢山のことで彼を援けられると思うんだ。ギレルモがこれからどんなことに遭遇するか、彼よりよく分かっているからね。そして、それを彼がまだ分かっていないことが嬉しいね。もし(これから起こる様々な困難を)知っていたなら、彼は今ここに座って話なんかしていないで、空港へ逃げ出しているだろうからね!」
GDT 「ナイフを握ってね!(笑)」
PJ 「彼が何をするつもりか、てんで見当がつかないのが嬉しいね!」
エンパイア 「それではギレルモ、今ではどのようになさっていくつもりか、考えがあるのですね?」
GDT 「薄々は分かっていると思うんだけど」
PJ 「(ギレルモの頭を揺すって)おいおい」
GDT 「(笑)この経緯(いきさつ)の素晴らしいところはね、ピートが僕に(2007年に)電話してくるまで、2年間何も音沙汰がなかったってことなんだ。出し抜けにクリスマスに電話がかかってきてね。基本的に話は簡単だったよ、彼はこう言ったんだ。
『僕たちは『ホビットの冒険』を君でやりたいと思っているんだけど、どうかな?』
で、僕は言ったんだ。
『やりますよ』
『君の人生のうち、3年間だよ』
『やりますとも』
『家族とちゃんと話し合わなくていいのかい?』
『ええ、僕はそれがやりたいんです』」

PJ 「僕は君を援けるためにここにいるんだ。前は僕が君の立場だったんだから、君が何をやろうとしているか分かっているさ。自分にするのと同じくらい君の背後にも気を配っているよ」
エンパイア 「ピーター、ギレルモが同じプロセスを経験するのを見て、時にはこの映画の監督をやってみたいと思ったりしませんでしたか?」
PJ 「そう、嫉妬の痛みを感じる瞬間があるね。
とは言うものの、実際僕はこの類い稀なプロジェクトに関して、沢山のことを楽しんでいるんだよ。そして、ギレルモが作ろうとしている2本の映画が、僕が撮った3本の映画より優れた作品になると約束するよ。
もし、この2本を僕が作ることになっていたとしたら、こんなふうに感じていただろうね。
『僕はこの前何をした?どうやっつけるつもりだい?前のとちゃんと別個のものが出来るのか?』
いつでもそんなことを考えて、なんていうか満足出来ないものになったろうね。それが、僕が自分でこの映画を監督しない理由だよ」

エンパイア 「視覚的なアプローチについて話して頂けませんか?それは3部作と融合しますか?」
GDT 「君はその点で大きな考え違いをしていると思うね。君の人生最大の間違いになりかねないぞ」
PJ 「誰もが正しく分かってなきゃいけないことは、僕たちが3部作と殆ど同一の中つ国を作っているということだよ。『ホビットの冒険』の中つ国と『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の中つ国は同じものに見えなくてはならないんだ。だけど今度は、別の映画作家が彼独自のスタイルで撮る。そういう訳だから僕は、『ホビットの冒険』の演出に関しては、自分のアイデアより彼のを優先させようと思っているんだ。
別の監督と、別のセットと、別のカメラマンのレンズが中つ国をどう描くか見ようじゃないか。それはすごくエキサイティングなことだよ。彼は僕の真似事なんか決してしない。皆、それをよく頭に入れておいてくれたまえ」
エンパイア「3Dで『ホビットの冒険』を撮ることを考えましたか?」
GDT「(スリーディーを聞き間違えて)CG?」
PJ「違うよ、“スリー・ディメンジョン”。おかしな眼鏡をかけるやつ」
GDT「ああ、おかしな眼鏡ね!僕たちはまだ、そのことについては、ちゃんとした議論をしたことがないんだよ。どちらの方法になるとしても、それについて語るのは時期尚早だからね」
PJ「僕は『ホビット』を3Dで撮ることについては、寛容な気持ちでいるよ。でも、決して望んでもいないのに監督にこの技術で撮ることを強制するつもりはないんだ。それに、35ミリで撮られた3部作と合わせて、5本の映画が違和感なく続くように見えなくてはならないからね」
GDT「連続してね」
PJ「5本のうち2本が突然デジタルの3Dでは、あとの3本は少しばかり奇妙に見えるだろう。だから僕は多くのエネルギーを費やしてまで、彼に色々指図する気はないね。
個人的には、3D映画を撮る計画をしているんだ。僕が次に作る実写映画は是非とも3Dにしたいね」
GDT「僕も3Dにはすごく興味をそそられているよ。このフォーマットが大好きだからね。
本当のところ、この問題をどうするかは少しばかり話し合ったこともあったんだ。単なる仕掛けという範疇に留まらないからね。だけど、まだ何も話せる段階じゃないんだ。ただ、その技術が映画を表情豊かにする働きをするのならば、僕はそれを必要とするだろうし、その考えに反対しないだろうね」


  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

以上です。(毎度のこととはいえ)読み辛い文章に最後までお付き合い下さいまして有難うございました~!
デル・トロ監督がニュージーランド入りの際、どんな理由で「逮捕(arrested)」されたのか、このインタビューを読んだ限りでは分からないのですが、余程正体不明の外国人然としていたのか、あるいは片時も手放したくない(運送会社なんかにゃ任せたくない)怪しいオタクグッズでも所持していたのでしょうか?(笑)
ウェリントンでサブカルチャー系雑誌やコミックなど(所謂オタク本?)を買いまくっているのは、既に地元のニュースになっておりましたが…(^.^;
ああ、そんな監督が撮る『ホビットの冒険』が、ほんとにホントに楽しみですっ…!!

【追記】
「デル・トロ監督NZ入りで逮捕!」は、やっぱり彼とPJのジョークだったそうです/(^^;
「コミック雑誌を買っているだけでニュースになる人が変だなぁ(そんなニュース見てないよぉ~☆)」とファンサイトを流しておりましたら、TORnの掲示板にご本人の投稿がございました~。それによりますと、

残念なことに、僕は逮捕されなかったんだ。
ピートと僕の仲は、非常にドライなユーモアを楽しむ関係へと進展したんでね。
実際、購入したビデオカムが配送されてインタビューを受けた時から、僕たちはちゃんと(冗談だと)伝わらずに印刷されてしまうようなジョークをいくつか交わしたよ。


とのこと。インタビュアーやライターさんがそれと理解出来ないのなら、それを超アヤしい語学力でもって訳すワタクシなどはお手上げぢゃないですか~!?
「嘘だろぉ?」と思いながらも、そんな武勇伝(笑)この人ならありそうだ!!と思えてしまうデル・トロ監督が、す、好きでありますっ!!
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