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WETAの防音スタジオ完成&『ホビット』の撮影開始は11月?

2010年03月30日 04:38

3月18日付のThe Dominion Post紙が、ニュージーランドの映画関係者による内部情報として、『ホビットの冒険』は3D映画用に撮影され、その準備のためにクランクインも今年の10月になると報じたばかりですが(*3月19日付の記事をご参照下さい)、3月29日付のMarket Sawでも、映画はステレオスコピック3D(S3D)で撮られ、撮影開始時期は11月としております。
(*Stereoscopic 3D:2台のカメラを使用して、立体感や奥行きを強調した3D映像)
これは、VFXに携わるポストプロダクションのスタッフや、セット担当のメンバー等も明らかにしている話だとか。

『ホビット』関連のニュースとしては更に、WETAの防音スタジオが新たに作られ、その規模からして、ドラゴンのスマウグ用のブルースクリーン(実際はグリーンだったりしますが、合成撮影用の単色の幕)撮影が行われるのではないかとMarket Sawの管理人さんは推理しているようです。
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アンディ・サーキス、『ホビット』撮影開始は2010年末頃?

2010年03月29日 22:36

LotR3部作でゴラム(&スメアゴル)役を務め、『ホビットの冒険』でも同役で出演確実と思われるアンディ・サーキス氏。3月28日にロンドンで開催されたJameson Empire Awards 2010授賞式の会場において、Digital Spyのインタビューに答えて、『ホビット』の撮影は2010年末頃と語りました。記事はざっとこんなカンジです。

アンディ・サーキスは、『ホビットの冒険』が今年の末頃に制作開始となることを明らかにしました。

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのスターは、2部作となるJ・R・R・トールキン原作の映画において、2010年が終わるまでには、ニュージーランドでカメラの前に立つことになるだろうと考えていることをDS(Digital Spy)に話しました。
もっとも、サー・イアン・マッケランは最近、『ホビット』が7月スタがートになると主張したばかり(*3月18日の記事参照)ですが。
サーキスはまた、『ホビットの冒険』の監督であるギレルモ・デル・トロは、ピーター・ジャクソンが生み出した『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの世界に、彼独自のユニークな映像を持ち込むだろうと語っています。

「(ギレルモ・デル・トロが監督しても)中つ国は、依然として中つ国らしくと感じられると思うね。ギレルモの発想には独特のものがある。だからこそ、彼はここにいるんだよ。ピーター(ジャクソン)はプロデューサーとして、そして彼のシナリオチームも、物語を語る上でもう一対の新鮮な目が欲しかったんだよ」

このファンタジー映画が3Dで公開されるかどうか訊ねられて、サーキスはこう答えました。

「何がその議論を進めているのか分からないけど…ぼくは(3Dが)好きだよ。人々は現在、それをどうドラマに使うかを確かに理解し始めているんだよ」

というわけで、クランクイン時期については、情報錯綜中でございます。個人的には、MGMスタジオの問題が4月には片付いて初夏にGOサインという希望的観測?を抱いているのですけど…(^^;

Cor Blok インタビュー:後編

2010年03月27日 14:15

Tolkien Calendar 2011
Tolkien Calendar 2011 (2010/08/01) J. R. R. Tolkien 商品詳細を見る


前編からの続きになります 【Source:Tolkien Library:3/9付より】)

Tolkien Library(以下TL) 「それは全て50年前に起こったことですが、これらのイラストの場合、どのような影響が特に顕著だったかについて、思い出すことが出来ますか?」

Cor Blok (以下CB) 「一つには、“Barbarusia”は私に、“様式(Style)”とは実のところ、宛らゲームの一対のルールの如く、ムーブマンを規制すると同時に、許される限りの最大限をも要求するものだということを気付かせてくれました。また、出来る限り最も巧妙な手法もです。
同様に様式は、アーティストの個性、または集団的無意識から自然に育ってくる何ものかである必要がないために、ある特定の場面においてさえ、“様式”に仕えるために、この一対のルールを意識的に採用することが出来るのです。

アカデミーでの研究の間に、私は豊富な種類の絵画的な“言語”---特に古代中東から中国、コロンブスによるアメリカ大陸発見以前のアメリカにおける、所謂“原始美術”にとても興味を持つようになりました。
このことはBarbarusiaの芸術を創造するのに、一つの興奮剤となりました。私にとって特に興味を惹かれたのは、精巧で視覚的に魅惑的な象徴性をもった古代ミシュテカアステカ族の年代記でした。
これらの経験から、コミュニケーションの手段としての視覚映像が私の生涯の仕事へと発展していきました。
1963年から1965年まで、私は市立美術館の教育部門に属するスタッフの一員として働きました。1965年の春に開催された『Taal en Teken』と呼ばれる講演会の準備の大半はそこでなされたのです。
このことは、中国の習字やアメリカインディアンの絵文書、オットー・ノイラートの視覚統計学(pictorial statistics)といった主題の研究に私を導き、1967年に出版した私の本『Beeldspraak』の部分的な材料となりました。

もっとも、トールキン作品の絵はこの展開にぴったりと適合していたので、それより2年も早く完成していました。
他に、“実在する”(すなわち非Barbarusianの)中世絵画で言えば、ペルシャやインドの細密画や、ピーテル・ブリューゲル(父)から、絵の様式に関する特定の影響を受けました。私は常に後者の仕事の、明白で単純な閉じられた輪郭の中で全ての形状を制限する手法を常に賞賛してきました。
“バイユーのタペストリー”にもまた、関心がありました。しかし、思い出せる限りで言えば、“トールキン・プロジェクト”が既に軌道に乗っている間だけ、私は意識的に現代のコミック・ストリップに興味を持ちました。
それらに対する関心は、ロイ・リキテンスタインが彼の絵にその手法を使ったことと、『バーバレラ』や『アステリックス』のようなコミックの出版、それに古典的な『クレイジー・カット』の再版によって刺激されたのです」


TL 「私は、トールキンがあなたの絵を何点か買い求め、あなたは教授を訪問したと聞いています。この訪問の詳細を思い出すことが出来ますか?」

CB 「とりたてて感動的なものは何もありません。無名の若い画家が著名な作家を訪問した---それだけのことです。もっとも、この有名作家は充分親切にしてくれましたが。
わたしは彼の出版者のレイナー・アンウィンによって紹介されました。同じようにハーグでは、ファン・ストックムの書店のJacobi氏によって、アンウィン氏に紹介されたのです。
わたしはBarbarusian細密画の若干の実例と共に、自分の絵の中から選りすぐったものを持っていきました。そしてわたしたちはこれらの作品のことや、本の文章にイラスト添えた場合の良い例と悪い例について議論しました。
そこでわたしの作品は、『指輪物語』をイラストにする最初の試みではないことを知りました。トールキンは、彼の文章に絵を添えることについては、たとえ彼自身が描いたイラストであっても賛成していないようでした。この見解は全くもっともであると思いましたし、今もそう思い続けています。
しかしながら彼はわたしの絵を気に入ってくれて、後に絵の中から2点を買ってくれました(それにわたしはもう1点を、プレゼントとして加えました)。

最近になって、Scull(*Christina-)と Hammond(*Wayne G-)の著した『Tolkien Companion and Guide』を読みましたが、彼がレイナー・アンウィンに宛てた手紙の中で、出版社を通して送られてきた(挿絵入り『指輪物語』の)最初の5つのうち、4つについては“絵画としては魅力的だが、挿絵として良くない”と思っていたことを知りました。
当節では、“崇高さや勇敢さを表現出来る、あるいは表現しようとする”優秀なアーティストに出会うことには殆ど希望が持てないと、彼はこの手紙の中で不平を漏らしています。わたしは、わたしの絵の多くが、この基準に近付けるかどうか疑問に思うのです。
トールキンを訪問した後、オックスフォードギャラリーでの展示会の可能性も議論されました。しかし、結局は実現しませんでした。
『Taal en Teken』講演会の準備をしていた1964年に、わたしは再びトールキンに手紙を書いて、想像上の言語の発明者としての彼の経験について訊ねました。しかし彼は、ありとあらゆる商売絡みの出来事によって“非常に悩み疲れている”ことを理由に容赦してくれるようにと言い、それに答えることを辞退しました」

TL 「後年、あなたの絵のいくつかが、『指輪物語』のオランダ語版の表紙に使われましたね。これはどのような経緯で起こったのでしょうか?」

CB 「Spectrumペーパーバック版(*オランダの出版社Het Spectrum発行)で、1965年に刊行されましたが、これがどのように起こったかについては、正確には思い出せません。
その2年前に、わたしはHet Spectrum社のためにハンス・ヤンツェンの『Ottonische Kunst』をドイツ語から翻訳しました。それは市立美術館の学芸員の一人が、わたしの為に確保した依頼でした。それで既に出版社とはコネクションがあったのです。
その時、翻訳者のマックス・シューハルトを含む数人に、個人的にわたしの絵を見せましたが、このことが彼らのうち誰かの役に立ったのかどうかは定かではありません。
ちなみに、オットー朝美術と建築に関する研究論文を翻訳することは、初期中世絵画に対してわたしが夢中になったもう一つの実例です」


TL「 あなたはトールキンファンには『指輪物語』のイラストレーターとして知られていますが、本も書かれていますよね?」

CB 「確かに書いています。既に触れた『Beeldspraak』を別にすると、2003年に出版された『Beeldvertalen』があります。それは様々な点で思索が継続しており、前作から発展して、視覚映像を“読むこと”についての一般的な入門書となっています。
『Beeldvertalen』は、様々な美術学校での教師としての経験と、ユトレヒト、それにマーストリヒトとライデンの大学での体験とに基づいているのです。
わたしは、オランダの国有コレクションにおけるモンドリアンの仕事の『解題付き分類目録(catalogue raisonne)』を執筆しました。これは1974年に発行されました。それとドイツの出版社DuMont Schaubergのために、抽象芸術の歴史について書きました。これは1975年の発行です。それから、公共の場においての芸術、美術館方針、そして、芸術と科学の関係など、現代芸術に関しての多くの出版物に携わりました」
[Cor Blok インタビュー:後編]の続きを読む

リチャード・テイラー、『ホビットの冒険』について語る

2010年03月23日 19:34

香港で開催されたデジタル・エンターテインメント・カンファレンスに出席した、WETAの主宰者リチャード・テイラー。
AP通信のインタビューに答えて、ピーター・ジャクソン&ギレルモ・デル・トロ両監督のこと、そして『ホビットの冒険』におけるWETAの仕事について、次のように語りました。【Source : Yahoo.com

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

「(ピーター・ジャクソンは)おそらく、あまりにも長い間中つ国に全てを費やしてきたので、(今回は『ホビットの冒険』の)ディレクターズ・チェアを諦めたのだと思います。そして、ギレルモのような監督こそ、情熱的で、独創的で、オリジナリティに富んだコンテンツをファンに届けることが出来ると感じたのだと思います。

ギレルモ・デル・トロと仕事が出来ることは、無上の喜びです。わたしたちは皆、『パンズ・ラビリンス』や『ヘルボーイ』などの映画における彼の仕事を見て楽しみました。
彼の独創的で美的なストーリングテリングの様式は、その世界に素晴らしい美学をもたらします。わたしたちはその仕事の一端を担うことを楽しんでいるのです。

WETAワークショップでは、『ホビットの冒険』の背景とキャラクターのデザインを始めています。でも、ニューライン・シネマがいつニュージーランドで撮影を開始するかについては知らされていません。それが始まるのをただ根気よく待つだけです。しばらくの間、制作における進行は初期段階のままでしたが、そのうちすぐにでも動き出すものと確信しています。

『ホビットの冒険』が3Dでリリースされることになるかどうかは分かりませんが、わたしたちは主要なキャラクターたちが、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズと『ホビット』とで調和して見えることに拘ります。そしてWETAのチームは、LotR3部作以降の技術的な進歩を、この映画で大いに役立たせることでしょう。
観客を興奮させ、興味をそそる視覚映像を今日(こんにち)成し遂げるために、どんな映画においても、役立つツールを作るよう努力することを、わたしたちは10年前から続けてきたのですから」

NZ発、『ホビット』は3D?のインサイダー情報

2010年03月19日 00:47

3月18日付のThe Dominion Post紙が、業界筋からの情報として、映画『ホビットの冒険』は3Dで制作され、WETA Digitalがそれを担当するだろうという噂を伝えております。【Source:Stuff.co.nz
この噂に対してウィングナット・フィルム(サー・PJ主催の映画制作会社)のスポークスマンであるMatt Dravitzki氏は、「3D化の話が出たという段階にすぎない」とこれを否定しております。

「まだキャストも決まらず、スタジオのGOサインも出ていないのです。それらが動き始めるまで、3Dの発表がなされることも作業が始まることもないでしょう」

しかしこの関係者は、情報は確かなものであり、3D化への移行準備によって、映画の撮影開始は2010年10月になると説明しているとのこと。個人的には、3D化そのものよりも、公開スケジュールに遅れが出ることの方が心配なニュースであります。

サー・イアン・マッケラン、公式HPで6月クランクインを発表!?【最終更新 2010.3.21】

2010年03月18日 18:35

『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に引き続き、『ホビットの冒険』でもガンダルフ役が確定とみられるサー・イアン・マッケランですが、氏の公式ホームページ上で、映画の撮影開始は6月と発表しております(短いので全文紹介)。

『ホビットの冒険』の2本の映画は、ニュージーランドで6月に撮影開始です。撮影には1年以上を要します。
ロサンゼルスとニューヨーク、そしてロンドンでキャスティングは始まっています。シナリオも進行中です。第一稿では、新旧の友人たちがひしめき合って、再び中つ国で探求の旅に出ます。
監督のギレルモ・デル・トロは現在ウェリントンの、ミラマーにあるジャクソン監督のスタジオに近くに住んでいます。

なお、サー・イアンは、同じ6月末からウェリントンのセント・ジェームズ劇場で上演されるサミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』の舞台に出演する予定とのことです(Source: Stuff 3/17付)


【追記:3/19AM】
3月18日夜(日本時間)、BBC News が撮影開始を7月とする記事をUP。マッケランのHPを確認したところ、文章中の月(month)の部分だけ修正されているのを確認。
同日中に7月と修正&更新された模様(Source:COMMINGSOON.net
そんな訳で、最新情報は7月クランクインです!

【更に追記!:3/21PM】
サー・イアン・マッケランの公式HP、再び書き替えがありました。撮影時期については to be announced (追ってお知らせします)だそうです。よってクランクインについては、従来通り2010年春~夏頃を予定。3D化の準備で10月開始説もあり、てとこでしょうか。

Cor Blok インタビュー:前編

2010年03月17日 02:23

アラン・リー、ジョン・ハウ、そしてテッド・ネイスミス、etc...。
トールキンファンであれば誰もがその名を聞いて、教授の作品に添えられた美しくもドラマチックなイラストを思い浮かべることが出来るでしょう。あるいは、ピーター・ジャクソン監督のLotR3部作における、壮麗かつ緻密なコンセプト・アートの数々をイメージするかもしれませんね。

そんな“トールキン・アーティスト”たちの作品を使った、ハーパー・コリンズ社発行の『トールキン・カレンダー』。
その2011年版には、オランダの画家Cor Blok氏の作品が選ばれたというニュース(Source:Tolkien Library 1/23付)は、既にご存知の方も多いと思いますが、日本はもとより海外でもその作品は殆ど知られておりません。かく言うワタクシも、“トールキン・イラスト”を集めたアンソロジーやファンサイトのギャラリーで、ほんの数点のイラスト(の写真)を見たことがあるだけです。

そんな、言わば「幻の画家」Cor Blokへのインタビューを、このたび同じオランダ出身である Tolkien Library のウェブマスター、Pieter Collier氏が実現させました。
その内容が個人的にあまりにも興味深かったものですから、今回も『ホビットの冒険』映画化とは関係ないネタと知りつつ紹介させて頂きます(長文に付き、前後編に分けて掲載致します)
管理人の超怪しげな翻訳(>今更ですが)はともかく、Cor Blokの極めてユニークな作品と、どこかエルフ然とした画家自身の写真だけでも、是非ご覧になってみて下さいませ!


≪Interview with Cor Blok about the Tolkien Calendar 2011≫
Tolkien Library:3/9付より】 
(*Pieter Collier氏の前書きから始まります)
私は子供の時からずっとリュックにオランダ版のペーパーバックを入れて持ち歩いていおり、 Cor Blokの絵とはいつも一緒でした。彼のイラストは非常に独特のスタイルをもっており、彼のミニマリズム(*最小限主義:装飾的な要素を最小限に切り詰め、シンプルなフォルムを目指す美術的手法)によって描かれたトールキン作品の一節が、いかに私自身の想像の余地を残すかを知って、それに魅了されました。
ポーリン・ベインズ、テッド・ネイスミス、それにアラン・リーやジョン・ハウの作品も類稀な傑作ですが、本のイラストには優れた表現方法が沢山あるのです。主要な登場人物の視点でその状況を描くことも、トールキンが詳しく説明している全てのディテールを画面に持ち込むことも出来ます。あるいはそれとは対極的に、物語の最小限の意味合いだけを表現するという手段を選ぶことも出来るのです。

私自身15年間絵画学校に通い、最終的にアントワープ王立アカデミーの美術教師となったので、トールキン・イラストには常々関心がありました。勿論私はイラスト入りの『ホビットの冒険』と『指輪物語』を買い求めました。それは、『Tolkien's World: Paintings of Middle-Earth 』や『Realms of Tolkien: Images of Middle-Earth』のような本と共に、私のトールキン・アートのコレクションとなりました。
私が出会った最も興味深い本のうちの一冊は、トールキンが作家としてだけではなく、絵画においても熟達していたことが分かる『J.R.R.Tolkien: Artist and Illustrator』(*邦題:「トールキンによる『指輪物語』の図像世界」)でした。

しかし、ほんの僅かなCor Blokの『指輪物語』のイラストは、他のどのトールキン・イラストとも異なり、際立って印象深く私の心に焼き付いていました。
Cor Blokがオランダのアーティストであり、トールキン教授に直接会って自分の作品を見てもらう機会に恵まれた数少ない人々のうちの一人だということを知るまでに、そう時間はかかりませんでした。
我々トールキンファンは皆、教授がポーリン・ベインズの絵を愛したことを知っています。しかし彼はCor Blokの絵も好きなようでした。事実トールキンは、Blokの作品を2点購入したほど彼の絵が好きだったのです。
後に私は、Cor Blokがもっと沢山の『指輪物語』のイラストを制作していたことを知り、それらを見つけることが自分にとっての探索(クエスト)となりました。

2006年、私はついにLustrum celebration of Unquendor(*5年周期で行われるオランダのトールキン学会の式典)でCor Blokと会うことが出来ました。そして、彼の多くの『指輪物語』のイラストが、'90年代に既に売れてしまったということを知りました。いくつかのイラストは、その買い手に会って目にすることが出来ましたが、持ち主全員を辿ることは非常に困難で、我慢を強いられることになったのです。
ピーター・ジャクソンの映画は公開されました。そして、ある特定のタイプのトールキン・アートが長い間巷を席巻しました。
そんな中、Cor Blokの連絡先が分かったというメールを、ハーパー・コリンズ社から受け取ったのです。こんなにも長い間惚れ込んできた彼の芸術について本人と話が出来ることは、私にとって大変な喜びでした。
ついに何かが動き始めたのです。そしてCor Blokの作品で構成されたトールキン・カレンダーが発行されることは、私の探求の大きな助けとなりました。そして今、私は売られていった多くのイラストが世の中に出て、完全なコレクションの概要が掴めるようになることを希望しています。
これが非常に興味深いプロジェクトであることは疑いの余地がありません。そして2011年のトールキン・カレンダーによって、トールキン・イラストにおけるミニマリズムのアプローチを人々が納得してくれることを望んでいます。

私は、アーティスト・Cor Blokとのインタビューによって、彼が生み出した50年前の作品と、非常に才能豊かで興味深い氏の人となりについて学び、それを発表出来ることに大変満足しております。

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

【Cor Blok インタビュー】
Tolkien Library(以下TL) 「2011年のトールキン・カレンダーであなたの作品を取り上げることになったと聞いて、あなたの最初のリアクションはどんなでしたか?」

Cor Blok (以下CB) 「びっくりしましたが嬉しかったですね。私にとってトールキン・イラストは既に過去のものでしたから。50年前に描いて1962~63年に出品したのです。それらに対する人々の関心は、1992年にちょっとの間だけ復活しました。その時はハーグでトールキンの生誕百年を記念した展示会があったのです。そして二度目はピーター・ジャクソンの映画が公開された時でした。
それから2006年くらいになって、私はオランダとフランドルのトールキンファンの間で、イラストに人気があることに気付きました。そのうち4点はハーパー・コリンズ社の『Realms of Tolkien』(*邦題:「トールキンの世界 -ファンタジー画集」)というアンソロジーに収録されました。でも私は、彼らが私の仕事に対して更なる関心をもったとは全く思っていませんでした。でもPieter、あなたの仕事にとっては、これらの作品が大いに注意を惹いたことでしょうね」
[Cor Blok インタビュー:前編]の続きを読む

★☆★☆★ Casting Rumors 一覧 ★☆★☆★ 【最終更新 2010.3.17】

2010年03月12日 00:54

人気小説の映画化において、どのキャラクターを誰が演じるかは、いつでも原作ファンの最大の関心事の一つです。
『ホビットの冒険』映画化決定前からキャスティングについての噂は既にありましたが、映画化正式発表から2年以上経った今も、主人公のビルボを始め、殆どのキャラクターは配役未定のままです。

その間、映画サイトやトールキンファンサイトを賑わしては消えていった役者たちの名前を、管理人自身の覚え書き用として纏めてみました。今後新たな候補者の名前が浮上したら、この一覧表に書き足していこうと思います。

言うまでもないことですが、“噂”というものの性質上、その正確な出所や時期を断定することはまず不可能です。表内のソース(SOURCE)とその日付(DATE)は、管理人が確認した最初の記事のものでしかありません。同様にキャラクターについても、映画に登場することが確定した訳ではありませんので、その旨ご了承の上、ご参考になさって下さいませ(^^

キャラクター候 補 者 名SOURCEDATE備     考
ビルボ・バギンズ
マーティン・フリーマンMTV Movies Blog2007/9/17少なくとも'07年夏以前には名前が浮上していた模様
ジェームズ・マカヴォイExpress.co.uk2008/5/29本人否定
ダニエル・ラドクリフExpress.co.uk2008/5/29本人否定
ジャック・ブラックExpress.co.uk2008/5/29本人否定
イアン・ホルム(ナレーション)The Noldor Blog2009/6/20 
ディヴィッド・テナント Los Angels Times2009/7/16本人否定
トム・ホランダーThe One Ring.net(以下TORn)2009/10/31噂に対しての否定的記事。噂の出所は不明
トビー・マグワイアLatino Review2009/12/14本人否定
シャイア・ラブーフThe Internet Movie Database(以下IMDb) 2010/2/6ビルボ役を噂された俳優たちの一人とあるが、出所は不明
Erryn ArkinIMDb2010/2/6ビルボ役を噂された俳優たちの一人とあるが、出所は不明
マシュー・グッドTelegraph2010/2/23オーディション参加を認める
灰色のガンダルフイアン・マッケランVariety2008/5/20ほぼ確定
トーリン・オーケンシールドロン・パールマンIMDb2009年末頃?2010/3/17 IMDbのCAST欄より削除されました
ドワーフ(*13人のうち、どのキャラクターかは不明)
ブライアン・コックスAin't It Cool News(以下AICN)2009/11/13 
スティーヴン・フライTORn2009/11/24 
フィーリとキーリ ジョン&エドワード・グライムズThe Sun2009/12/9オーディション参加の噂
エルロンドヒューゴ・ウィーヴィングIn The News2009/6/9BBC Radio5の放送による
大ゴブリンローレンス・マコーレTORn2009/6/22 
ゴラムアンディ・サーキスVariety2008/5/20ほぼ確定
ビヨルンラルフ・モーラーHerr Der Ringe Film.de2009/3/17Tele5インタビュー(掲載終了)にて「狼男役」との発言。“熊の人”ビヨルンのことか?
スランドゥイルダグ・ジョーンズMTV Movies Blog2008/6/30 
スマウグ(の声)クリストファー・リーRUSH PRINT.no2008/7/12 
バルド
クレイグ・ホーナーXenite.org2010/2/5 
クライヴ・スタンデンTORn2010/2/24 
白のサルマンクリストファー・リーEmpire2008/6/4 
ガラドリエルケイト・ブランシェットMTV.com2009/12/8 
アラゴルンヴィゴ・モーテンセンVariety2008/5/20 
レゴラスオーランド・ブルームMTV Movies Blog2010/1/25 
プリムラ・ブランディバックキャロライン・グレース・キャシディEl Anillo Unico.com2010/2/13IMDb CAST欄に登場。'10/2/19 記述部分削除
役柄不明
ロン・パールマンWETA2008/5/24ライブチャットにてGDTが出演を示唆。ビヨルン、スマウグの声等、常時多数の役柄が噂されている
サンティアゴ・セグーラTORn2009/7/1 
トム・ウェイツAICN2009/12/4 
ローナン・キーティングThe Sun2010/1/25 
(参考)
キャスティング予想
MTVによる予想MTV.com2007/12/22 
TORnによる予想TORn2008/1/7 
TORn
ファンによる予想
TORn2009/4/13メッセージボードに寄せられたファンによるキャスティング予想(希望)を纏めたもの

映画『ホビットの冒険』のキャスティングについて、またその他映画化についての情報は常時募集中です。ご協力宜しくお願い致します!


*** 拍手&拍手コメント、有難うございます! ***
■Kさま
ピエール・ヴィネ氏の写真一枚一枚に、3部作に夢中になって過ごした日々の思い出が重なって、本当に切なくなりますね。私にとって、天国に無事に行けたら、探し出して直接感謝を伝えたい故人の一人となりました。
3D映画になるかどうかは未だ分かりませんが、飛び出してくるというより、おそらく観る側もその場にいるかのような臨場感と、中つ国の奥行きを感じさせる視点が重視されるのではないかと予想しています。
昨今の技術の進歩で、撮影時間そのものは通常の2D映画と大差なくなったそうですが、3Dであることの効果を考慮に入れた絵コンテ作りは、やはりシナリオにまで影響してくるものなのかどうか、そのあたりが個人的に大変興味があるところです。
いつもコメント、有り難うございます!毎日の気温差の激しいこの頃ですが、お風邪など召しませんようご自愛下さい♪

追悼 ピエール・ヴィネ

2010年03月06日 23:33

映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の筋金入りのファンを自負する皆さまでも、おそらくピエール・ヴィネ(Pierre Vinet)の名を聞いて氏の仕事が思い浮かんだ方は、そう多くはいらっしゃらないことと思います(勿論、私もそうでした)
でも、我々ファンの誰もが、間違いなく彼の撮った写真を目にしています。まずはこちらで、彼が遺した作品の数々をご覧下さい。
これらのスチールを見ながら、完成した映画を思い描き、撮影現場の活気溢れる様子に心弾ませ、また、格調高いアーティスティックなポスターの美しさにため息を漏らしたのではないでしょうか?

スチールカメラマンのピエール・ヴィネ氏が、一年半の闘病生活の後、ガンのために逝去されました。

氏はピーター・ジャクソン監督の『ブレインデッド』から『キング・コング』まで、監督の気心知れたスチールカメラマンとして、長年の間一緒に仕事をしてきました。また、『ナルニア国物語~ライオンと魔女』や、『 ヴァージン・スーサイズ』などの映画にも携わっております(IMDbのFilmographyより)

DSCF0012.jpg
■Pierre Vinet氏の写真を使った『王の帰還』前売りチケット。懐かしい…。

ヴィネ氏と個人的に交流のあったAIN'T IT COOL NEWSのウェブマスターであるQuintさんが、同サイトに心のこもった追悼記事を書いておられます。
その中で、スチールカメラマンを雇う充分な予算すらなかった当時のサー・PJのもとで、『ブレインデッド』本編のショートエンド(*必要なカットを撮るのに充分な長さがないなどの理由で、ロールの終わりに出たフィルムの未現像部分を集めたもの)を使って作業を完結させた話や、『キング・コング』の主演女優、ナオミ・ワッツに惚れ込んだ氏が、彼女を写した沢山の写真を内緒で見せてくれながら、ワッツが如何に古典的映画女優としての美しさに溢れているかを語ったエピソードを、「まるで女教師に恋した12歳の少年と話しているようだった」と感慨深く回想しております。
(■立体写真用カメラをのぞくPJとピエール・ヴィネ氏の写真:Herr Der Ringe Film.deのギャラリーより)

かなりの映画好きであっても、普段スチールカメラマンの存在を意識することは、そんなにはないでしょう。
個人的には、『旅の仲間』のスチールが初めてネット上で公開された時の驚きと感動を忘れることが出来ません。
あれから10余年、人生のどれだけの楽しみを彼の写真から得てきたかを思うと、深い悲しみを覚えると共に感謝の念に堪えません。
『ホビットの冒険』映画化とはそれ程関係はありませんが、3部作のファンの皆さまの一人でも多く、彼と彼の仕事に思いを馳せて頂きたくこの記事をUPした次第です。
ピエール・ヴィネ氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

GDT、『ホビットの冒険』3D映画化の協議開始をファンに報告

2010年03月02日 18:13


アバター (ジェームズ・キャメロン 監督) [Blu-ray]
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『ホビットの冒険』が3D映画として撮影されるかもしれないという噂は、映画化決定直後から度々囁かれてきましたが、その都度ギレルモ・デル・トロ監督もサー・ピーター・ジャクソンも、結論は時期尚早であるとして、やんわりと否定してきましたね。
昨年の秋にも、デル・トロ監督はTORnのフォーラムに、次のようなコメントを寄せております。

「脚本の共同執筆者であり、そして監督として、もう一度はっきりさせておこう。僕たちは3Dについては話をしていないし、今この時も3D用のシナリオは書いていないんだ。
だけど『アバター』が公開された後、市場の要求が変わり、3D化を求められるかもしれない。他にも将来的にいろんなことがあるだろうけど、もしそういったことが起こって、3D化についての話し合いが始まることになったら、TORnのこの場所で報告するよ。それが道理だと思うからね」


ファン思いで自らの言葉に忠実なギレルモ監督、スタジオ上層部より『ホビット』3D化の話があったことを、昨日TORnフォーラムの掲示板上で約束通り報告しました。

(「『ホビットの冒険』は3Dになるのか?」というスレッドに、)
「僕は今すぐには多くを判断しない。だけど今回、結局『アバター』が空前の大当たりとなった後だからね、上層部から『ホビットの冒険』は3Dになるのかということについて尋ねられたんだ。無理強いとか重圧をかけるとかじゃなくて、ただの「問い合わせ」だよ。
だけど、(3D化についての)話し合いが始まったら皆に知らせるという約束だったから、それを果たすよ。

それじゃまた。

GDT

正直なところ、ワタクシ自身も『アバター』を観てまず一番に思ったことは、「『ホビット』3D化は回避不能だな」だったので(>映画の感想は?)、スタジオ側の反応もしごく当然といったところでしょう。
この先、映画の標準フォーマットがどんなものになっていくにしろ、一トールキンファンとしての関心事は、愛すべきビルボの冒険と中つ国の歴史がどう語られるか、教授の哲学がどう表現されるかでしかないので、デル・トロ監督には己の信念に忠実に彼独自の世界の構築に全力を傾けて頂きたいと思います。


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