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『ホビットの冒険』、撮影開始は来年夏に延期!?

2009年11月30日 07:33

『ホビットの冒険』のクランクインは2010年3月を予定されておりましたが(*2009年05月09日の記事をご参照下さい)、ドイツの映画サイトmoviereporter.netにて、映画『ラブリーボーン』に関してのインタビューの中で、撮影開始が2010年の半ばになるだろうというピーター・ジャクソン監督の言葉を伝えております。それによりますと、

「僕たちは現在(『ホビットの冒険』の)2本目のシナリオを、今年中かあるいは来年始め頃までに完成させたいと思って取り組んでいるところなんだ。シナリオが完成すれば、予算を正確に割り出すことが出来るからね。僕たちは、来年半ば頃から映画を撮り始めたいと思っているんだ。もっとも、まだスタジオからのGoサインは出ていないのだけどね」

このインタビューの英訳を紹介したTORnの記事によれば、他にもいくつか、クランクインが来年の真夏(おそらく7月頃)になるだろうというレポートが寄せられているとのこと。
PJは、クランクインの遅れが、2011年と2012年の12月に予定されている映画の公開に影響を及ぼすかどうかについては、詳しく述べなかったようです。
かつて、LotR3部作の撮影は1999年10月に開始され、2001年12月の第1部『旅の仲間』公開までに2年以上を費やしました。しかし、3部作を同時に撮影していた前回と異なり、今回は2部作であることや、袋小路屋敷や裂け谷など、先の3部作で出来上がっている美術デザインの利用などで有利なスタートとなることは間違いないのですが…。
キャスティングの進行状況と共に、撮影スケジュールについても正式発表が待ち遠しいこの頃です。
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MGMスタジオ競売へ---数週間以内に入札受付開始!?

2009年11月26日 22:42

37億ドル余の負債を抱えて売却の可能性が高まるMGMスタジオですが、タイム・ワーナー、ニューズ・コープ、ライオンズゲート、ソニーなど入札の可能性がある約20の団体に、MGMの財務資料の守秘義務に関する同意書を送付し始めたそうです。これは、今後数週間以内に競売の入札受付を開始する前段階と見られています。

MGMの“見売り先”としては、ワーナー・ブラザーズの親会社であるタイム・ワーナー、それに、カナダの映画会社ライオンズゲートが有力候補と言われています。
MGMの主な資産は、映画4000タイトルを所有するライブラリー及び『007』や『ピンクパンサー』等の人気シリーズの権利、それに『ホビットの冒険』2部作の権利を合わせ、およそ15億ドル相当と見られている為、入札額が25億ドルを超えることはないと予想されます。
同社の社債権者は、負債の返済期限を1月末まで延長することに同意しておりますが、今後の競売スケジュールによってはさらなる延長となるかもしれません。

【日本語記事】Eiga.com(11/26付) 「007」シリーズがMGM売却で他スタジオに?

PJ ロイヤルプレミアインタビュー BBC編 「『ホビット』は3Dにはならないよ」

2009年11月25日 06:57

『ラブリーボーン』のロイヤルプレミアのためにロンドン滞在中のピーター・ジャクソン監督ですが、『タンタンの冒険旅行』をはじめ、彼が制作中の他の作品について、BBCのインタビューに答えております。
その中から、いつものように『ホビットの冒険』の部分をご紹介致しますね(^^

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

ピーター・ジャクソンは、LotR3部作の完結編『王の帰還』で、2004年に3つのアカデミー賞(*作品賞、監督賞、脚色賞)を獲得しました。
彼は現在、『ホビットの冒険』の映画化のため、J・R・R・トールキンの世界を再び訪れています。しかし、彼は監督の務めをギレルモ・デル・トロに手渡してしまいました。
プロジェクトは現在、制作準備段階にあります。そして、彼はロンドンへ旅立つ直前まで、ニュージーランドでロケ地を探していたと言いました。
ギレルモ・デル・トロの作品が、『パンズ・ラビリンス』のように不気味な素材を扱うことで有名であるにも拘らず、ジャクソンは彼の映画とデル・トロが撮ることになる映画との間には一貫性があることを強調しています。

「彼と一緒に執筆しているから、脚本に関しては一貫した連続性があるよ。僕たちはLotR3部作の時と全く同じようにイアン・マッケランの台詞を書いた。だけどギレルモは、監督として、当然脚本に携わり、それを解釈して、彼自身の映画を撮るんだ。それを見るのはとても興味深いね。実は、それこそが彼にやって欲しかった理由なんだ。
僕は、自分自身と張り合って、無理矢理やろうとしているように感じていたんだ。それは僕が望む働き方じゃない。もっと自然でありたかったのさ」


彼が明らかにしたところによれば、『タンタンの冒険旅行』と違って、映画産業技術の流行であるにも拘らず『ホビットの冒険』は3Dで撮影されないとのことです。

「ギレルモは、昔ながらの35ミリで撮りたいんだよ。元の三部作と同じ空間を保とうとしているんだね。それは僕にとっても都合がいいことだよ」

ジャクソンは「映画鑑賞の上で“新たな視覚体験(感覚)が増えるだけ”」であるとして、3Dを慎重に歓迎しています。

「僕が唯一悩んでいることは、映像が少しはっきりしなくなることだ。サングラスをかけて映画を観ているような感じだね。だけどそのことは、プロジェクター用のより明るい電球があれば、完全に解消されるだろうね」

ピーター・ジャクソン、「一本目の脚本は完成したよ!」

2009年11月24日 20:10

11月24日にロンドンで開催されるピーター・ジャクソン監督の新作映画、『ラブリーボーン』のロイヤルプレミアを前に行われたインタビューを、イギリスのIn The Newsが紹介しております。
その中でジャクソン監督は、『ホビットの冒険』の1作目の脚本が完成し、スタジオに手渡されたことを明らかに致しました。

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

「『ホビットの冒険』は2本の映画になるんだ。僕たちは1作目の脚本を書き終えて、とても満足げなスタジオに手渡したよ」とニュージーランド人の彼はリポーターに話しました。

「現在2作目を執筆中なんだ。フィリッパとフラン、そしてギレルモと僕は、すごく楽しんでこれを書いているんだ」
彼は続けて言いました。
「それは興味深い体験だったね。というのは、僕たちが最初に『ロード・オブ・ザ・リング』の脚本を書いた時から8年だか9年だか過ぎていたから、またこの世界に戻ることが奇妙な気分になるか、難しいか、あるいは気乗りしないんじゃないかと心配していたんだよ。でも、脚本を書き始めるやいなや、とても楽しくなってね、実際、すごく簡単なことだったね」

2003年に『王の帰還』で監督賞を受賞したジャクソンが、中つ国を描く指揮権を別の監督に渡すのを嫌うのは当然のことのように思われます。しかし、48歳のこの監督は、1937年にトールキンが発表した小説に基づく映画をデル・トロが作ることに対して「満足である」ことを強調しました。

「彼をサポートして、彼が物語を語るのを助けることが僕たちの仕事なんだ。それに、映画作りの過程で僕の大好きな部分は脚本を書くことなんだ。一番プレッシャーが少なくて、最も創造的な部分だからね、そりゃ楽しいよ!」

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

『ラブリーボーン』は、英国王室が年に1作品のみ推薦する「Royal Film Performance」の2009年度推薦映画に選出されたそうですね v(^-^ (Source
ロイヤルプレミアには、チャールズ皇太子夫妻も出席されるご予定とか。今頃流石のジャクソン監督も、少しは緊張したりしているのでしょうか?

【11月25日追記】 ロイヤルプレミアの写真記事出ました!AFPBB Newsでレッドカーペット上のPJと出演者たち、そしてチャールズ皇太子夫妻の姿を見ることが出来ます(---でも、FC2のBlogじゃ、AFPの写真利用出来ないのよね。せっかく会員登録しているのに…☆ちょっとクヤシイ(^^;)


*** 拍手&拍手コメント、有難うございます! ***

Sさま、はじめまして!
12月8日の公式サイト、気になりますね。その日忙しくなければいいけどと、今からソワソワしています。
占い代わり、やっぱりやりましたか~(*^^*)
とろけそうに甘いリヴの声とか、思わず姿勢を正してしまうリー様の声とか、普段でもそんななんですかぁ~!なブラッド・ドゥーリフの声とか(笑)---あれだけで随分楽しませて頂きました。『ホビット』メインになっても、またやって欲しいですね。
拍手コメント有り難うございました!また、お気軽にお声をかけてやって下さいませ~!

12月8日、LotR公式サイトで何かが起こる!?

2009年11月21日 02:21

~ 2009年12月8日 ~

わたしはここ数日間というもの、不可解な電子メールと、更にそれに続く電話とを受けていました。
わたしは多くを知りません。私が知っていることの全ては、2009年12月8日に“何かが起こる”ということだけです。そう、わたしたちはこのページを見なくてはいけません。
www.lordoftherings.net に引き続きご注目を!

---とまぁ、こんなメッセージが、TORn の20日付の記事として、ウェブマスターの一人 xoanonさんから出されております。
lordoftherings.net とは、皆さまご承知の通り、映画 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの公式サイトでありますね。きっと3部作の公開前後は足繁く通って、トップページで 「ようこそ、ロード・オブ・ザ・リングズ・ドット・ネットへ」と迎えてくれる声がお気に入りのスターか否かを、毎日の占い代わりにしていた方も多いのではないかと思います(^^
『王の帰還』公開から6年近く経ち、最近はあのページを覗くことも殆どなくなっていたのではないでしょうか?(かくいうワタクシもですが)

そんな公式サイトで12月8日に何が起こるのか!?
ファンサイトのメッセージボードも熱を帯びてまいりましたが、単に『ホビットの冒険』をメインにリニューアルされるのか、そこで何か重大発表があるのか---いずれにしても、LotRファンは12月8日(おそらく日本時間では翌9日をまわった頃)、公式サイトを忘れずにチェック!!

ワカティプ湖、『ホビットの冒険』のロケ地に???

2009年11月19日 21:52

『ホビットの冒険』の映画撮影が、ニュージーランドのワカティプ湖で行われるのではというニュースを、19日付のOtago Dairy Timesが伝えております。


大きな地図で見る

ワカティプ湖は、ニュージーランド南島の内陸部、オタゴ地方の南西に位置しており(上↑の地図左下、クイーンズタウンの辺り)、ニュージーランドでは3番目に大きな湖です。


大きな地図で見る

ワカティプ地区保護局の局長であるグレッグ・リンド氏は、同局のステータス・レポート(*プロジェクト進捗状況に関するレポート)にて、オタゴ自然保護委員会の会議で、『ホビットの冒険』の撮影が承認されたと報告しました。
しかし、リンド氏の報告に対して、コミュニティーリレーションズ レンジャー(*保護区の地域貢献活動担当者といったニュアンスでしょうか?)のアンナ・ハンフリーズ氏は、ワカティプ地区保護局は、保護地区での撮影に関しての公式申請を、『ホビットの冒険』に関係するいかなる会社からも受けていないと反論。
これに対して、ウェリントンに拠点を置くウィングナット・フィルム(*ピーター・ジャクソン主催の映画制作会社)のスポークスマンは、「保護局のレポートは知りませんでした。ロケの場所はまだ決定しておりませんし、それはあまりにも時期尚早だと思います」とコメントしたとのことです。

ワカティプ湖は大変風光明媚な湖ですが(…写真で見る限り(^^; 行ったことないです。行きた~いっ!!)、撮影が行われるとしたら、やはり“たての湖”とエスガロスのロケ地となるのでしょうか?
ジャクソン監督のLotR3部作が、ニュージーランドの観光セクターのみならず、国益全体に齎した恩恵は周知の通りですから、撮影候補地の関係者はちょっぴり浮き足立っているのかもしれませんね。


*** 拍手&拍手コメント、有難うございます! ***
■Lさま
丁寧なコメントのみならず、ブログでご紹介頂き、本当に有り難うございました!
相変わらず「自分レベルの人間がするこっちゃないなぁ」(^^; と思いながらニュースを翻訳しておりますが、少しでも映画の完成を待ち望んでいるトールキンファンの皆さまに楽しんで頂ければ幸いです。

■Kさま
ビルボ役発表、待ち遠しいですね!
ところで、「クリスマスプレゼントはビルボ役発表で」と書いておいて、なんて欲のない自分だろうとしみじみ思いました(笑)クリスマスにプレゼントを貰っていたのは、はるか遠~い日の思い出です(;_;)
“母屋”、引越後も大して代わり映えしませんが、あんまりアクセス数が少ないと凹むので(笑)、たまには正面玄関もチラッと覗いてやって下さいませ~♪ いつもコメント、有り難うございます~!

ドワーフ役に、ブライアン・コックスの名前が浮上!

2009年11月14日 21:08

昨年のデル・トロ監督の「ビルボ役発表をクリスマスプレゼントに」という話(2008年6月5日の記事をご参照下さい)は、結果的に反故となってしまいましたが、今年はもらえないかなぁと、一縷の望みを託している管理人でございます。

そんな中、AIN'T IT COOL NEWSにて、ドワーフ役としてブライアン・コックスが候補に挙がっているとの記事がUPされました。
それによりますと、信用出来る関係者からの確実性のある情報として、プロデューサー陣はキャスティングを進めており、コックスはドワーフ役の主要候補だというのです。

ブライアン・コックスは、『トロイ』でミュケナイの王アガメムノンなどを演じた実力派俳優ですが、誇り高く頑固なイメージや頑強な体型から、映画サイトやファンによるキャスティング予想でドワーフ役---特にトーリン・オーケンシールドやバーリンなどの欄にいつも名前がある役者さんですね。
(ちなみに、2年前にもう出ていたMTVの予想とか、TORnのファン予想とか…)

AICNの記事も、「素晴らしいキャスティング。彼は生粋のスコットランド人だし、身体的にもLotR3部作のギムリ同様(ドワーフという)種族の描写にぴったりだ」と絶賛。また、「『旅の仲間』のガラドリエルのように、物語の語り部をさせてもいい」(*コックスはナレーターとしての仕事にも定評があるのです)と書いています。そして、
「このキャスティングが実現したならば、最初の情報発信はここですからね!」と締め括っております。ソースに余程自信があるのでしょうか?(^^

ブライアン・コックス、トーリン役だとしたら、とても良い人選だと思います。ワタクシも賛成v

デル・トロ監督、『ホビット』にモンスター役で出演!?

2009年11月11日 21:35



ドイツの3satで放送された、ギレルモ・デル・トロ監督とチャック・ホーガン共著のホラーSF小説 『ザ・ストレイン』(ドイツでの題名は『Die Saat』)に関する監督へのビデオインタビューが、YouTubeにUPされております。
その中でも当然、『ホビットの冒険』の映画化に関する質問がなされ、デル・トロ監督は映画の中で、とあるモンスターの一人(一匹?)としてカメオ出演することを明らかに致しました!(*『ホビット』の話題は3:35以降ですが、新型インフルエンザ関連のニュース映像と、Book Trailerを使った『ザ・ストレイン』のイメージ映像はなかなかヨイ出来ですし、既にそれ自体がアートのような、ギレルモさんの手書きノートは必見!お時間のある方は、是非他の部分もご覧下さいませ♪)

「『ホビットの冒険』で、僕は小さなモンスターを演じるつもりなんだ。大して重要じゃない“背景”扱いの小さなクリーチャーになるつもりさ」

更にこの発言について、このビデオを取り上げたTORnの掲示板に、監督自ら補足コメントを寄せております(相変わらずマメですな~(^o^; )

「僕はクリーチャーのデザインに一枚噛んでいるから、僕の顔と手に着ける機器を自ら調整したんだ。NECROPIA(僕のVFX会社)でもクリーチャーを調整したものさ。ちょっぴり懐かしいね。もっとも、一言か二言発して、さっさと死ぬキャラなんだよ」

とのこと。
監督の体型からして(失礼)、洞穴にいた大ゴブリンの仲間の一匹でしょうか?(^^;
LotR3部作のピーター・ジャクソン監督のように、『ホビットの冒険』でも色んなキャラクターに扮したデル・トロ監督の雄姿(?)が見られるかもです。

デル・トロ監督 ロングインタビュー~Total Film編~ (後編)

2009年11月08日 19:44

デル・トロ監督 ロングインタビュー~Total Film編~、11月6日の記事の続きになります。

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

TF 「それはどんなアイデアなんですか?」

GDT 「それは最大のネタばれになるから話せないよ!でも、僕はスマウグには100%満足しているんだ。110%と言ってもいい!」

TF 「(闇の森の)クモたちはどうですか? 『王の帰還』 のシェロブとどのくらい似ていますか?」

GDT 「そう、彼らはシェロブの子孫だよね。だけど、シェロブはとてもふしだらな女の子(笑)だったもんだから、多くのパートナーと連れ合いになったんだよ。そして、昆虫とクモは信じられないほど順応性のある生き物だから---結果、そこにクモがいる(There will be spiders)というわけさ(笑) ポール・トーマス・アンダーソンの続編みたいだね。“ゼァ・ウィル・ビー・スパイダーズ”!(*ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 〈2007年:米〉と引っかけているのです(^^; )
でも、(闇の森の)クモたちは、シェロブとは違う方法で視覚的にとても際立っているんだ。僕がもっと話せたらいいんだけど、これもネタばれになっちゃうからね。
彼らはすごく変わっているんだ。より暗い闇の、より深い森の産物であって、地面に巣を作っているわけじゃないんだ。彼らは環境に適応して、自然の法則に従って林冠に巣を作っている生き物なんだよ」


TF 「スマウグとクモたちが出てくるシーンは、それは怖いものになるのでしょうね?」

GDT 「そう思うよ。そう願っているよ。少なくとも、僕たちはその線でアプローチしてるんだ。
あらゆる良い子たちの映画さ。初期の宮崎(駿)か、さもなければディズニーのように、いつだってスリルに富んだ場面が一つや二つあるんだ。
僕も子供の頃に 『ホビットの冒険』 を読んだけど、ビヨルンの家の表にゴブリンの頭が晒してあるような、そんなシーンばかりが面白いと思う頃があるものじゃないか(笑)
トールキンは、そういうことには拘らなかったと思うね。ドラゴンが町を攻撃することが怖くない訳がない。クモだってそうさ、巨大なクモたちが人々を繭のようにくるんでしまうのが、穏やかな表現である筈がないんだ!」


TF 「本物のクモを研究しましたか?ニュージーランドには大きいのがいますよね!」

GDT 「やったとも。僕らのデザインチームには、クモにとり憑かれたのが一組いるんだ。
彼らは実際、彼ら自身のための小さなドキュメンタリーか特別番組を作るみたいにクモをと捕らえにいって、マクロレンズでクモの口器やら、あちこちを撮ってたよ。
クモのデザインに関する重大な問題は、その重量感をどうデザインに変換するかだ。どれほど脚が長くて、どれほど素早いかをね。シェロブは地面に低く構えて戦車のように動いた。僕たちのクモはすごく大きいけれど、それでいて非常に素早く感じさせなければならないんだよ」


TF 「本物のクモは平気なんですか?」

GDT 「いいや。僕は昆虫を崇拝しているし、完全にクモに魅了されているよ。だけど、完全に、絶対に、ぞっとするんだ(笑) これは、ピーターと僕とが共有する感覚だね!」

TF 「 『ホビットの冒険』 のスケールについてはどうでしょう。
あなたは、 『ミミック』 や 『ヘルボーイ』 シリーズ、そして 『ブレイド2』 で大きなアクションシーンを撮っていますが、“五軍の合戦”のようなクライマックスの大決戦は初めてですね?」

GDT 「そうだね。僕は実際、心底それを撮るのを切望しているよ。
だけど同時に、沢山の合戦がLotR3部作には存在したから、まず考えなくてはならないことは、 『ホビットの冒険』 の合戦やアクションシーンを、どうやって他と異なるように感じさせるかなんだ。
3部作の時は、巨大な谷や要塞都市が戦士たちに攻撃される光景は新鮮だった。だけどその後、『トロイ』 や 『ナルニア国物語』 が公開されて、MASSIVE
(*マッシブ:WETAデジタルが開発した群衆シミュレーションソフト)のCG軍が攻撃し合う光景は、全く一般的になってしまった。
そこで、僕たちは良い解決策を思いついたんだ。それは傑出した戦闘シーンになると思うな」
[デル・トロ監督 ロングインタビュー~Total Film編~ (後編)]の続きを読む

デル・トロ監督 ロングインタビュー~Total Film編~ (前編)

2009年11月06日 19:46

ソースの日付前後しますが、ウェリントンに長期滞在中のギレルモ・デル・トロ監督に、 Total Film.com が独占ロングインタビューを敢行しております。テーマは勿論、制作進行中の 『ホビットの冒険』 について!
少々長い記事なので、今回はまず、その前半部分をお届け致します!ドゾ~♪

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

18ヶ月前、ギレルモ・デル・トロには10年間に及ぶプランがありました。
彼の人生は入念に計画済みで、それはJ.R.R トールキンが愛情こめて描写した中つ国の地図作りとは無関係なものでした。
「 『ホビットの冒険』 が出現した時、僕は人生のうちの今後10年間を静かに葬ったのさ」 と彼は笑って言いました。「僕は全てを準備していたのに、『ホビット』 は突然やってきて、僕の人生を買収したんだ」

誤解なさいませんように。 『ホビットの冒険』 は彼にとっての “いとしいしと”なのです。
デル・トロは、この2部作が彼のキャリアを決定付けるものであることを誰よりも承知しています。そしてこの映画監督は、トールキンの原作とピーター・ジャクソンの 『ロード・オブ・ザ・リング』 3部作に敬意を払うだけでなく、自信に満ちて誇らしげに彼独自の世界を建設することに励んでいます。

我々は、ウェリントンの制作拠点にいるデル・トロ監督に、この10年間で最も大きなプロジェクトになるであろうこの映画について話を訊きました。

Total Film(以後TF) 「 『ホビットの冒険』 のデザインは、あなたの他の映画と比べて、随分長くかかったようですね」

ギレルモ・デル・トロ(以後GDT) 「ほぼ1年かかったね。 『ヘルボーイ』 など、僕の通常の映画のデザインに費やす時間はこの1/3だよ。実際、参加したアーティストの人数を考えたら、いつもの3~4倍なんだけどね(笑)
僕たちは何百も…文字通り数百枚ものデザイン画を描いたよ。幾つもの模型、幾つもの素材試験。それは大がかりなものさ。それなのに、まだまだデザインは製作途中なんだからね」


TF 「どんなふうに脚本を執筆されたのでしょう? ピーター・ジャクソンやフラン・ウォルシュ、それにフィリッパ・ボウエンと同じように、多くの部分を関わられたと思うのですが」

GDT 「何ヶ月も、何ヶ月も前になるけど、僕たちは3×5インチのカードを前に構成について議論し、映画のレイアウトを考えたんだ。
毎日基本的に9時に顔を合わせて、午後になるまで何時間もそれに取り組んだ。それから、昼過ぎには僕はデザインをチェックしに行くんだ。
ある時点で、僕たちは二つのチームに分かれたんだ。こちらがある段階をやって、他のチームがまた別の段階をする。僕が慣れている共同執筆のやり方だよ。
だけど何が凄かったかって、一日で出される素晴らしいアイデアの量といったら!そりゃ、たまげたよ。僕たちは 『ホビットの冒険』 を3つ、あるいは4つのヴァージョンで書くことが出来たんだからね(笑)」


TF 「映画の構成の話が出ましたが、1本目は原作に基づき、2作目は追補篇とあなたの想像力を合わせて作られるのでしょうか?それとも、小説の(後半の)部分が2本目のためにとっておかれるのでしょうか?」

GDT 「僕たちはトールキン教授が設定した構成を尊重しているよ。 『ホビットの冒険』 の冒険の順序は、あらゆる世代が子供時代に馴染んだものだからね。それを動かされるのは、君だって好まないだろう?
だけど、ガンダルフはしばしば原作の中で姿を消すから、彼の(知られざる)行動を完全なものにしようと考えたんだ。だから原作とは対照的に、僕たちは彼が何処に行って、彼の身に何が起こったかを見ることが出来るんだよ」


TF 「あなたとピーター(ジャクソン)は、どちらも明確なビジョンを持った映像に拘るタイプの映画作家です。二人の意見が衝突したら、その時はどうするのでしょうか?」

GDT 「これまでは、そのような岐路に立たされることはなかったね。僕たちは口論することで、また次の段階へと進んで来られたんだ。尤も、僕はこれまで、ピーターは完璧なプロデューサーを務めてきたと思っているよ。
僕の人生のうちで、二人の映画作家が僕の(映画の)プロデューサーになったんだ。両方ともピーターという名前で、一人はペドロ・アルモドバル、そしてもう一人がピーター・ジャクソンだよ。

 (*スペイン系の名前であるPedroは、英語のPeterに同じ。アルモドバルは、デル・トロ監督の 『デビルズ・バックボーン』 の制作を手懸けている)
どちらの場合も、完璧なプロデューサーだったね。というのは、二人ともプロデューサーというのは“制作者兼映画監督”ではないということをちゃんと理解していたからなんだ。
プロデューサーはあくまでプロデューサー(制作者)なんだよ。もし非常事態が起こったり、全てがうまくいかなくなったら、プロデューサーは断固たる意見を述べることが出来るし、そうするべきだ。だけど全てが順調で、スケジュール通りに運んでいて、予算もあって、創造的なことに関して一致団結している場合、その必要はないからね」
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イアン・マッケラン、『ホビット』の脚本を読み終えて

2009年11月03日 22:50

11月2日付のSCI FI WIRE.com にて、『ホビットの冒険』の脚本を読み終えたサー・イアン・マッケランのコメントが記事になっておりましたのでご紹介致します。
以前取り上げた他のインタビューと同じ話をしている部分もありますが、そこは同じ人物故ご愛嬌ということで~(^^

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

 ギレルモ・デル・トロの新しい映画 『ホビットの冒険』で、ガンダルフの灰色のローブを纏うと予想されているイアン・マッケランは、既にその脚本を読み終えたことを私たちに話しました。
しかしマッケランは、プロデューサーのピーター・ジャクソン(LotR3部作で長年の協力関係にあったフラン・ウォルシュとフィリッパ・ボウエン同様、デル・トロとも脚本の共同執筆にあたっている)が、彼のために特に執筆したこと以外については、あまり話してはくれませんでした。
「以前ピーターが話したように、彼らは(『ホビットの冒険』の)ガンダルフを書くことが大好きだった。何故なら、その役を誰のために書いているのかよく分かっていたからだ」と、先週米AMC制作のミニテレビシリーズ、『プリズナーNo.6』のプロモーションにおいて、わたしたちの独占インタビューでマッケランが答えました。

「肝心なビルボを始め、沢山のキャラクターが『ホビットの冒険』には登場するが、誰がビルボを演じることになるのかまだ分からないんだよ。そんな中で、(灰色のガンダルフとしての)この役がわたしのために書かれたということはとても感慨深いね。ガンダルフの---これぞまさしくガンダルフといった他の側面は既に充分描かれていて、あらゆるやり方で沢山楽しむことが出来たんだが、わたしをこれほど幸せにはしなかったね。だけど、わたしは秘密を誓わされているのでね。脚本の内容については何も言えないんだよ」

新しい脚本へのデル・トロの参加について、マッケランは彼とジャクソンが同じ考え方をすると言いました。

「彼らは同類の人間だね。生まれてすぐに離れ離れになった双子のようだ。彼らの態度も同じで、どちらもハリウッドで働くのを好まないんだよ。
両者ともファンタジーとバイオレンス、それに血糊に魅せられている。皆をすごく怖がらせることや精神的なことを論じるのが好きだ。二人とも同じように非常に才能あるストーリーテラーだね。
そして(『ホビットの冒険』の)脚本は---というのは、これをもう読み終えたから言うんだが、わたしが知っているギレルモの強さがとてもよく表れていると思ったね。
わたしは彼の他の映画を観ているし、それらに描かれた人物像もよく知っている。それは全て好ましく思えるね。そしてピーターは常に共にあるんだ」

 マッケランは、ガンダルフ役が彼の人生を永久に変えてしまったと言いました。
「わたしにとってのこの10年間を、とても信じることが出来ないね」と、LotR3部作の第一作『旅の仲間』で初めて魔法使いを演じた俳優は言いました。それは1999年にニュージーランドで、主要場面の撮影から始まりました。

「ハリウッドで、友人にこう言われたのを憶えているよ。“君の人生は変わるよ”…その通りになったね。
ガンダルフはものすごく有名なキャラクターだ、もうすぐ彼になれるのがまったくもって嬉しいよ。彼はとても人気があるんだからね」

ジョン・リス=ディヴィス、『ホビット』へは出演せず?

2009年11月02日 19:35

LotR3部作でコミカルで人情味たっぷりのドワーフ、ギムリを演じたジョン・リス=ディヴィスですが、『ホビットの冒険』への出演意向について、特にギムリの父親のグローインを演じるつもりがあるかどうかを、イギリスの映画情報誌Empire(online版)のインタビューにて答えております。

ディヴィス 「既に打診はあったんだけど、正直に言って僕は演じないね。既に全く考えのうちにないよ。
僕自身のセンチメンタルな部分はもう一度出演したがっているけど、僕の顔がまたあんな酷い目に耐えられるなんて思えないしね」
(*ディビスは3部作の撮影の間ずっと、ドワーフの特殊メイクによる顔面の炎症に悩まされ続けたのでした)

Empire 「ほんのちょっとのカメオ出演も?」

ディヴィス 「君だったらほんの数カットに出演したいと思うかい?かつてギムリという唯一の(1/1の)存在だったのに、1/13になりたいと思うだろうか?」

Empire 「でも、制作側からは、復帰に興味があるかどうか打診があったのですよね」

ディヴィス 「それはただの思い遣りだろうね“もう一度あれを装着するとしたらどうかな?”って。だけど答えはノーだよ。僕は別のキャラクターや、異なる何かを作り出すことの方に興味があるんだ。俳優として挑戦的なことをね。そう、本当に全く違う何かを演じたいんだよ。例えば、エルフだね」

…ということで、デイヴィス氏は中つ国への帰還を完全に否定したわけではありませんが、『ホビットの冒険』でドワーフに扮した彼を見ることはないかもしれませんね。


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