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デル・トロ監督が手掛ける、ダークな『ピノキオ』!?

2008年11月23日 23:03

PinocchioPinocchio
(2002/10/04)
Carlo Collodi

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こちらも『ホビットの冒険』の映画化とは直接関係ありませんが、今後映画の進展を語る上で、デル・トロ監督の他のプロジェクトは必ず話題に上ることになりますからUPしておきますね。

“世界で最も忙しい監督”と言われているデル・トロ監督ですが、今度はイタリアの作家、カルロ・コッローディが1883年に発表して以来、100年以上に渡って子供たちに愛され、また、多くのクリエイターの感性を刺激してやまない『ピノキオ』のアニメーションの制作総指揮を務めることが明らかになりました。

Bloody Disgusting.com.の伝えるところによりますと、ジム・ヘンソン社の代表ブライアン&リサ・ヘンソン、そして副社長のジェイソン・ラストが制作を務め、2002年に発行されたグリス・グリムリー版『ピノキオ』(*まぁ、上の画像をご覧下さいませ。ビューティフル!)のフルストップモーションアニメ化を目指します!監督には同作品のイラストレーターであるグリムリーと、アダム・パリッシュ・キング。
さて、そのギレルモ版ピノキオがどんなお話になるかというと、彼曰く、

「誰でも『ピノキオ』のお話が大好きだけど、原作はある特定な側面に関して言えば、はるかにひねくれて気味の悪いネクロフィリア(死体愛好症)な感じがあるよね。グリスの仕事は確かに原作の特質をよく表しているし、そのオリジナルの不気味さこそが、僕たちがやりたいことなんだ」

脚本はグリス・グリムリーとデル・トロ監督との共同執筆となり、今すぐ取り掛かることが出来たとしても、3年はかかるとのこと。公開は当分先のようですね。
「実物大のパペット世界は時間がかかるからね」とは、デル・トロ監督のジョーク。
最優先の仕事は『ホビットの冒険』としながらも、監督の創作意欲はとどまるところを知らないようであります。
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お仕事中のギレルモさんからメッセージ♪

2008年11月22日 22:04

現在、『ホビットの冒険』は脚本執筆段階にて、基本的に大きなニュースはございませんが、オシゴト中の息抜き兼ファンサービス???か、お馴染みTORnの掲示板に、GDTことデル・トロ監督が、全世界のファンに向けてメッセージを書き込んでおります。
以前に同サイトが行ったインタビューの中でも触れていた、3×5サイズのカードを用いてのシナリオ作法について、以下のように語ってくれました(^-^)

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

コンピューターというものがこの世に登場してからも、いまだにカードを使って構成をしているなんて時代遅れだと思うだろうね。でも、僕は原作を脚色するたびにこの方法を使ってきたんだ。それは蛍光ペンで印をつけて抜粋する作業の次に行われる、偉大な二番目の過程なんだよ。
僕はその作業を、キッチンの大テーブルで一人で(尤も、上の娘が隣で宿題を片付けていることもあるけどね)適当な音楽なんかを訊きながらやるんだ。
まだ映画化はされていないけれど、この方法で書いてきた脚本で、僕が特別に気に入っている作品には次の二本がある。

1)『たのしい川べ』(*1908年にイギリスの作家ケネス・グレアムが著した児童文学)
僕はこの脚本を、マシューロビンス(『ドラゴンスレイヤー』の監督)と共同執筆したんだ。でも、この作品の魅力はその独特の時代感覚に依存していると、感情的にもイデオロギー的にも信じていたから、映画の為に“現代化”するというディズニーの提案を断ったんだよ。

2)『魔女がいっぱい』(*イギリス出身の作家で脚本家のロアルド・ダールが1987年に著した児童文学)
ワーナー・ブラザーズの為に僕一人で書いた脚本だけど、ロアルド・ダールのユニークな対話リズムやスタイルを保持するのが、すごく難しかったんだ。
この最初の草稿を、リッシー・ダール(*故ロアルド・ダール夫人で、『マチルダ』(1996米)や『チャーリーとチョコレート工場』(2005米)などのダール原作の映画化ではプロデューサーも務めた)がすごく賞賛してくれたことは、今でも僕が最も誇りに思っていることの一つだね。だけど、この作品を僕が監督する日が決してこないかもしれないって分かって、ちょっと落ち込んでいるところなのさ。

(*管理人注:『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を手掛けたアルフォンソ・キュアロンをプロデューサーに、デル・トロ監督が『魔女がいっぱい』の脚本と監督を担当するというニュースは、確か2年半位前に映画サイトで読んだ記憶がありますが、そう言えばその続報が聞こえてきませんね。何か計画が頓挫又は延期する事情でもあったのでしょうか?え、『ホビット・・・』のせいじゃないかって???(^^;)

『ホビットの冒険』2部作がDVD等になって家で視聴出来るようになったら、今作成している全てのカードセットと紙媒体の脚色原稿は、みんな見ることが出来るようにするって約束しよう!

それじゃ、夜の仕事に戻るよ。

さようなら。

GDT

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

デル・トロ監督のカードを使ったシナリオ作法・・・、脚本家志望の方には、すごく参考になるかもしれませんね。
でも、前のインタビューで、一作300~900枚って言ってましたけど(^^; DVDの特典映像として、どんなふうに見せてくれるつもりなんでしょう?・・・・・・ところで監督、悪筆じゃありませんよね?(笑)

LotR卒業生の短いインタビュー二つ(^-^)

2008年11月21日 23:06

さて、行く先々で『ホビットの冒険』への出演意欲をマスコミに問われる“LotR卒業生”の俳優たちですが、最近届いた彼らの声を二つ御紹介です。

まずは、3部作で主役のフロドを演じたイライジャ・ウッド
ニューヨークで開催された「ブラックボール」(アフリカでHIVに苦しむ子供たちの為のチャリティ・イベント)に、ガールフレンドのパメラ・ラシーヌさんを伴って参加したところを、MTVのインタビュアーに問われて、こう答えています(ちなみに、カノジョ同伴のお写真はコチラから(*^^*))

「2番目の映画は、年代的に『ホビットの冒険』と『指輪物語』の間のギャップを埋めるものなんだ。だから、出演の可能性はあると思うよ。
もし、フロドが(2番目の映画の中に)存在するとしたら、それはそのことに意味があるからだよね。間に合わせのキャラクターを演じるつもりはないし、監督たちは映画の完全性を守るために、馴染のキャラクターは皆、戻すつもりなのを知っているからね」

原作から言えば、唯一の出演の可能性は2番目の映画の本当に一番最後、フロドの両親が舟遊びの事故で亡くなった後、ビルボの養子として迎えられるシーンであることを指摘された彼はそれに同意して、

「もしかすると、その小さなシーンのために、参加することになることになるかもしれないね」

とのことであります。
もう一つは、ゴラムを演じたアンディ・サーキスのコメントです。
こちらは、『A Bunch Of Amateurs』のロイヤルプレミア会場でのインタビューから(Source:Yahoo! UK & Ireland)

「全てが予定通りに進んだなら、2010年にもなれば、監督たちは『ホビットの冒険』のキャスティングを考え始めると思うよ。ゴラムを引き続き演じられたら、僕は再び大騒ぎして叫ぶだろうさ。それは凄いことだろうね!」

という訳で、取り立てて新たな情報は何も含んでいないのですが(^^;、ここでのポイントは、こんな内容でもしっかり記事となる、海外でのこの映画の注目度の高さでありますね。
最近のデル・トロ監督のインタビューによれば、半年後にはキャスティングが行われるとのこと。慌てず騒がず、でも妄想逞しくして(笑)、いろんな意見に耳を傾けながら、配役の公式発表を待つと致しましょう。

デル・トロ監督、キャスティングとクリーチャーについて語る

2008年11月15日 22:11

日本では2009年のお正月映画として公開予定の『ヘルボーイ/ゴールデンアーミー』ですが、本国では去る11月11日にDVD(及びブルーレイ・ディスク)も発売されました。
我らがデル・トロ監督、その発売イベントの会場でも、ComingSoon.net に問われて、『ホビットの冒険』でのキャスティングの未定と、クリーチャー造形について熱弁を揮っております。それでは短いインタビューですが、ドゾ!

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

デル・トロ監督は、シナリオを書き終わるまでキャスティングを始めないと言いました。

「誇張なしに、二つの映画のストーリーを書いていて、毎週のようにそれが変わっていくのを発見するんだ。そう、毎週新たな発見があって、今週僕たちが言ったことは、次の週には否定されることになるんだよ。だから、キャスティングにおいてもそれは同じことなんだ。どうして無責任な望みや予想をたてられるだろう、まだ全く方向性が分からないっていうのにね。それはあまり良い考えとは言えないな」

クリーチャーについては、LotR3部作に登場しなかったものも含め、ずっと多くの生き物が探求されることになりそうです。

「いくつかは無線操縦スーツ、muscle- driven (*直訳すれば“駆動筋肉”ってとこでしょうか?)でやりたいんだよ。僕たちは『ヘルボーイ/ゴールデンアーミー』で、既にWink(*CGI用ソフトの名だと思うのですが、チュートリアル作成フリーウェアのあれかしら???)でそれを始めてみたんだ。映画の予算と制限時間内で出来たのと同じくらいのことが出来たよ!そこで習得したことを生かすつもりなんだ。
『ホビットの冒険』に登場するスマウグは、トールキンが生み出した偉大なるドラゴンで、素晴らしいキャラクターなんだ。勿論、皆に“あなたが一番好きなドラゴンはどれか?”って訊いたら、それぞれ違うドラゴンを挙げるだろうけどね。でも、僕としては、今までに見たことのある全てのクリーチャーを超える意匠や創造となるよう、限界まで挑戦するつもりでいるんだよ。
僕が創ろうとしているドラゴンについて、誰もがなかなか到達出来ない最高の例の一つに、『ドラゴンスレイヤー』(*1981米、監督:マシュー・ロビンズ)がある。これに登場する悪竜ヴァーミスラックス・ペジョラティヴのデザイン(*こんなカンジ)は、これまでに創られたクリーチャーのうちで、最も完全なもののうちの一つだね。だけど注意しなくちゃならないことは、特徴的である為に(他との差異を出すことが目的で)特徴的にしちゃいけないって事だ。その点スマウグは、彼を独特なものと成らしめている特徴が既にあるからね。
僕は今にも口を滑らせてしまいそうなんだけど、それは止めとくよ。だって、どのみち僕が撮るんだもの!」

デル・トロ監督インタビュー~TORn編~(Part3)

2008年11月09日 13:34

Part3「僕はニュージーランドが大好きさ!」

(~Part2から続く)
アンソニー「映画“たち”(Movies)、分かりました。それで、う~ん・・・」
GDT「率直に言って、殆ど“映画(Movie)”と言ってしまいたい気分なんだ」
アンソニー「3部作が単独作品の扱いで・・・」
GDT「君が訊くならば、僕は3部作であっても“映画(Movie)”と答えるよ」

(管理人注:インタビュアーは、デル・トロ監督が、『ホビットの冒険』を含む2部作を、個人的には3部作とする構想をも持っていながら、契約通りに2本の映画にするつもりであると言っていること。しかもその2作品は、コンセプト的には「1本の映画(Movie)を作るつもりで」と、複雑怪奇な物言い(笑)をしている為、混乱しているものと思われます。そういうワタクシも、そして全世界のファンも同様ですが★)

アンソニー「少し話題を変えましょう。(>(^^;)
スマウグの強調と重要性とに戻りますが、『ダークナイト』(*2008米、監督:クリストファー・ノーラン)を御覧になったことと思います。IMAX用に撮られた場面がありましたね。『アバター』(*2009年末公開予定のジェームズ・キャメロン監督の新作。同監督が開発に携わった3Dカメラと、WETAのモーションキャプチャー技術を掛け合わせた最新技術が話題の野心作)と一緒に『ホビットの冒険』も3Dで撮ることを考えているという話をされたそうですが、そのことについてどんなことでも、話せることがあれば教えて下さい」

GDT「絶対的な確信をもって言うけど、それは所謂“茶飲み話(coffee chat)”というヤツで、公式に議論されたことじゃないんだ。あまりにも時期尚早だね。確かにそのことについては、ついでの話としてジム(ジェームズ)・キャメロンと議論したよ。でも、内部的な話でも、主要な技法の可能性として話し合ったわけでもないんだ」
(*IMAX及び3Dについての噂は、10月21日の記事でドゾ!)

アンソニー「既に開始された作業としては、ハワード・ショアが作曲を開始したと理解していますが、それで正しいですか?」
GDT「ああ、その通りだよ。僕は前に彼と会って、彼の長年に渡る仕事を賛えたところなんだ。だって、この世界観を継続していく上で最も重要なことを選ばなくちゃいけないとしたら、彼の続投は、最高に幸運なことのうちの一つだからね」
アンソニー「全くもって同感です。ところで、あなたと彼との打ち合わせは、どの範囲までなされたのでしょうか?脚本を部分的にでも見せたりしましたか?」
GDT「いやいや、脚本は僕たちが保持したまま、いろんな分野の人々を受け入れるのが最良の方法だと考えているんだよ。
例えばコンセプトデザイナーの場合で言えば、僕はジョン・ハウとアラン・リーの二人と、一対一で重要な話し合いの場を設けたんだ。会議の席で描かれたジョンのスケッチには内心感嘆したけど、未だなるべくどんなリアクションもしないように努めているんだ。彼らの好きなように何でも試してくれたほうが、ずっと素晴らしいものが出来上がってくると思うからね。それはハワードについても同じだよ。作曲のコンセプトはかなりはっきりしていると思うけどね。つまり、同じ世界観で統一されて、LotR3部作と繋がらなくちゃいけないってところでね」

アンソニー「それに、あなた自身が古い流儀の絵描きでいらっしゃる。ご自分でスマウグや他のクリーチャーを描かれないのですか?」
GDT「最近のことについて?ああ、描いているよ。以前は僕自身が自分のスケッチブックに描くということをあまり公言していなかったんだけど、最近はそれが出来るようになったからね。
これまでは僕の本の為には、アクリル絵具やアルコールマーカー(*インクにアルコール溶剤を使用したカラーマーカー。「コピック」や「ネオピコ」がそう)を使用していたけど、『ホビットの冒険』のスケッチには、全く違う技法を使っているんだ。
実は、4週間程前からイラストレーターになる為の独習を始めたんだよ(笑)それで、何回か個人授業を受けたんだけど・・・と言うのはね、基本を学ぶ必要を感じたからなんだ。実際僕は、ちゃんとアートスクールに通ったことがなかったんでね。そしてついに、『ホビット』の世界を表現するのに相応しい画材を見つけたんだ。僕はそれにすごく満足しているんだ。そして、僅かな時間を捻出しては描いているんだよ」
アンソニー「それがどんな画材か、教えて頂けませんか?」
GDT「僕はよく、水彩画としてアクリル絵具を水で溶いて使っていたんだ。他に幾つかグラファイト(*黒鉛を使った鉛筆など)や木炭を使ったものもあったね。それで、今回初めてパステルを試してみたんだ。トールキン自身が描いたイラストの多くは、水彩絵具や木炭、そしてパステルを使っていて、ビクトリア朝の雰囲気を醸し出していたからね。『ホビットの冒険』で僕が求めている要素がそこにあるんだ。だから僕はその技法を学びたいと思ったんだよ」
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デル・トロ監督インタビュー~TORn編~(Part2)

2008年11月03日 00:58

Part2「『ホビットの冒険』は今までで一番大変な映画だよ!」

(~Part1から続く)
アンソニー「実は今日、ゲイリーからあなたが何やら執筆してたと聞いていたんですが、それは『ホビットの冒険』じゃないですか?」
GDT「そう、そう、書いていたよ。カードのセットを、最終的な草稿とアウトラインとに置き換えていたんだ。
僕は3×5のカードに直接シャーピー(*本来商品名ですが、油性ペン全般をこう呼んでいるみたいです)で書いて配置するのが好きなんだ。全てに触感的な感じがするところがね。そうして組み合わせたカードは、1から4まで番号をふった極秘の黒い小さなカードの箱に入れられて、僕と一緒に旅するのさ」
アンソニー「凄い(笑)」
GDT「だけど、僕のやり方に同調してみたら、これはそんなに凄い数じゃないって分かるよ。僕は場面ごとにカードを書くわけじゃない、何というかビート(beat)で書くんだ。それは例えばね、『ガンダルフはどうしてビルボが申し分のない忍びの者だと知っていたのか』とか、『はなれ山の言い伝え:その1』とか、そんなふうにね。全てのシーンを書くんじゃないんだ。こうやって、どんなことでも書いては並べて、最終的には分析のために300枚から900枚のカードを配置することになるね」

アンソニー「へえ・・・!ところで、あなたは先程、6~7ヶ月で作業を終えて予算が組めるようにしたいとおっしゃいましたが、その時間枠を超えたら公式に・・・」
GDT「予算組みはもう少し早く始まるかもしれないね。6ヶ月で正確な材料は出揃っていると思うから」
アンソニー「・・・公式にキャスティングに取り掛かれますね?」
GDT「キャスティングも、もう少し前に開始しなくてはならないだろうね。その為には、衣装やメイク等も大きく関わってくるんだけど」
アンソニー「その件に関してですが、サー・イアン・マッケランとアンディ・サーキスの二人は、(物語の中での)身なりや姿形、映画への参加表明や確かな熱意が広く大衆に知られていますから、今の時点で他の誰とも替えることは出来ないのではありませんか?」
GDT「いや、僕たちは観衆の支持が得られることを望んで、それが世界に広く知れ渡るように本当に努力しているんだ。だけど、ちゃんと脚本が出来上がるまでは、所詮予想を玩んでいるにすぎないからね」
アンソニー「分かります」
GDT「仮に誰かの名を挙げて、物語の中に彼、又は彼女の役を見つけてやれなかったら、どんなに失望させることになるだろう。本当にあっちゃならないことなんだ。そんな資格はないんだからね。そうなってしまったら、どうやって脚本を続けていけばいいんだい?妥協点を探りながら、『ああ、あんなふうに言っちゃったからなぁ、誰それに役をふってやらないと』なんて感じる必要はないんだよ。これは本当に記念碑的な仕事となるんだ。そんなことで負担をかけられたくないだろう?」

アンソニー「それは完全に道理に適っています。
それではシナリオの編成についてですが、連続したイベントとしてとらえていますか?つまり、常にビルボと彼を取巻く登場人物を配置する必要があるように感じているのでしょうか?あるいは、どのキャラクターでもセッティングすることが出来て、同時進行することが可能な、ユニークで興味深いアンサンブルになるのでしょうか?」

GDT「ああ、勿論、ビルボとドワーフたちの間に、そしてビルボとトーリンの間で展開することになるよ。
これは君のキャスティングだとしよう。まず最初の段階で、君はビルボ役を決める。これが土台だ。何故なら物語の中のビルボとトーリンの関係に、沢山のことが繋がっているからなんだ。
ドワーフたちとトーリンが宝の山を一度(ひとたび)発見したなら、トーリンが経験する貪欲と所有への欲望を考慮することは、ビルボというキャラクターを再認識する方法なんだ。知っての通り、先祖の王国の所有権を取り戻したことで、彼らは変わってしまうからね。
そして君は、ビルボに沢山の見せ場がなくちゃダメだと思うだろうね。
大事件がそんなに多いわけじゃないが、少なくともドラマ作法上でのクライマックスは、明らかにスマウグとビルボの対話シーンなんだ。その後の町の破壊よりずっと・・・そう、ずっと重要なんだよ。何故なら、ビルボとスマウグは物語の中で、対立する正反対の性質を象徴するからね。
そしてもう一つの決定的な瞬間は、アーケン石の配達だ。これは最終的にビルボが選択し、そして獲得した不屈の精神と強固な決断力という性格の顕れなんだ。
これらのイベントは巨大で、全てはビルボを中心に展開するんだ。あえて言わせてもらえば、このことは2つの映画にだけじゃなく、5つの映画全てに満遍なく一貫して満ちあふれているテーマなんだよ。
君は、理想的には、原作の頁から自ずと登場人物の配役が浮かび上がってくるまで、発展段階のキャラクターをキャスティングしたくないと思うだろう。でも、最終的にはとても困難な経緯を経て、脚本書きのプロセスを構築しなくちゃならないだろうね。それが終るまで、自分自身も含めて、誰も拘束したくないと思うようになるんだ」
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