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マイク・ミニョーラ インタビュー「パールマンのビヨルンは描いてないよ」

2009年10月15日 23:03

毎年9月に、ジョージア州アトランタで開催されるアメリカ最大のSF大会「ドラゴン・コン」
このイベントに参加したマイク・ミニョーラ(*コミック作家で『ヘルボーイ』シリーズの生みの親。デル・トロ監督と懇意で、『ホビットの冒険』にはコンセプトデザイナーとして参加)のロングインタビューが、Big Shiny Robot! にUPされております。
その中から、『ホビットの冒険』に関する部分が記事になっておりましたので、ご紹介致しますね。

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

Big Shiny Robot! 「(中略)ギレルモ・デル・トロの『ホビットの冒険』に携わっていたと聞いたのですが…」

ミニョーラ「ええ、およそ一週間位やってました。
ニュージーランドへ行ったり来たりして…思うに、ニュージーランドの国土にいた時間より、飛行機の中で過ごした時間の方が多かったんじゃないかな?
でも、実際僕がしたことなんて、そんなに沢山はなかったんだよ。『ロード・オブ・ザ・リング』は、既にとても明確な世界が確立されてしまっているのだからね。
『僕がやることなんて、何があるのかな?』って思ってたね。でも、彼(デル・トロ監督)は、僕にちょっとだけ試しにやってみて欲しかったんだね。
それはもう、実に恐縮したよ。LotRのメインデザイナーだったジョン・ハウとは一緒の飛行機だったんだ。アラン・リーはその2日後にニュージーランドへやってきた。で、僕はこんなふうだったね。
『何てこった、こんな凄い連中と一緒に、僕は何をしようってんだ?』
それで、一週間で仕事をやっつけるやいなや、ジョンかアランのどちらかにそれを渡して、去り際にこう言ったんだ。
『子供が描いたような代物だけど、このうちのどれかが使えれば良し、そうじゃなかったら捨てて下さい』ってね。ギレルモはただ僕に居て欲しかったんだと思うよ」


Big Shiny Robot! 「そこにいた間にやった仕事について、何か話して頂けることはありませんか?」

ミニョーラ「今の時点では、おそらくないでしょうね」

Big Shiny Robot! 「ロン・パールマン(*ギレルモ・デル・トロ監督作品の常連で、『ヘルボーイ』シリーズのタイトルロールを演じている)扮するビヨルンの絵とか?」

ミニョーラ「いやいや、描いてないよ。可笑しいねぇ。僕がやったことについて、それだけの憶測があるなんて。そして誰かが、『彼がやってくれたならいいな』と言うと、『彼がやったって聞いた』になってしまうんだ。特にハリウッドが関係している話はどんなことでも、一旦ネットに流れると雑草みたいにはびこってしまうんだからね」

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この記事のライターさんは、ミニョーラ氏のことを、
「最も謙虚で自己卑下しがちなアーティストの一人」であって、とても楽しいインタビューだったと書いておりますが、世界中にファンをもつ人気コミック作家でありながら、ソースの写真の、柔和でシャイで何とも人の良さげ~な顔付きには、好意を持たずにはおられません(見てみてねv(^^ )
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マイク・ミニョーラ、『ホビット』のデザインに参加!

2009年01月24日 15:53


サンダンス映画祭でのデル・トロ監督のインタビューから続報です。
と言いますか、19日の記事で紹介したMTV Movies Blogの記事が、もう少し詳しい内容を伴って改めてMTV Newsに掲載されましたので「補足」であります。

デル・トロ監督は、MTVの取材で『ホビットの冒険』の進行具合について質問され、(以前から何度か監督の口に上ってはおりましたが)コミック作家で『ヘルボーイ』シリーズの生みの親であるマイク・ミニョーラが、デザイナーとして参加することを明らかに致しました!

「僕たちはWETAで、ジョン・ハウ、そしてアラン・リーと一緒にデザインとスケッチをやっているところなんだ。じきにマイク・ミニョーラもくるよ。彼はデザインチームに加わるんだ。この2~3ヶ月のうちに、WETA外部からやる気に溢れたデザイナーたちがやってくることになっているんだよ。でも僕たちは既に、実に強力で興味深いクリーチャーをいくつかデザイン済みなんだ」

ジョン・ハウ+アラン・リー+マイク・ミニョーラ、それに勿論、デル・トロ監督自身も相当拘りのある“絵描き”であります。これらの個性が合わさって出来上る『ホビットの冒険』のヴィジュアル世界……うっわ~!これはLotR以上に楽しみでありますね。ちょっと想像つかないところが(笑)
デザインからシナリオの方へ話が移ると、デル・トロ監督は詳しい進行状況を語ることを嫌ったとのことですが、現段階の彼の最も重要かつ大きな仕事であることは間違いありません。

「僕たちは今、アウトライン(概略)に取り組んでいるところだよ。カードに書いたもの(*監督のカードを使ったシナリオ作法については、昨年10月27日及び11月3日の記事をご覧下さい)を、肉付けする作業だね」

ちなみに、キャスティングはまだ本当に初期段階で、先日お伝えした通り、主役のビルボ・バギンズ役には4人の候補が上がっているとのことです。

「でも、その誰ともまだ話をしてないんだよ。他の(役の候補の)俳優たちとも話さないようにしているんだ。何も確定していないうちから会って話すのは、良くない方針だと思っているからね」

そして、ワタクシを含め、トールキンファンの最大の関心事はおそらく、『ホビットの冒険』と『旅の仲間』の間を繋ぐとされる2番目の映画がどのようなものになるかということですが、そのタイトル等について訊かれたデル・トロ監督、いつものジョークを飛ばしておりました(^^;

「今ここで何か喋ってしまうとね……いるんだよね、そこの道の向かい側に狙撃者(スナイパー)が」

あ、お約束…(笑)

『ホビットの冒険』の撮影期間は370日!?

2008年12月04日 05:43

Hellboy 2: The Golden Army [Original Motion Picture Soundtrack]Hellboy 2: The Golden Army [Original Motion Picture Soundtrack]
(2008/07/15)

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『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』のブルー・レイディスク発売を記念して、デル・トロ監督とファンとのライブチャットが Universal Hidef.com にて、先月の23日に行われました。
実はこのチャット、ウェブ対応のBDプレイヤーによって行われ、トランスクリプトの閲覧にも同サイトへの会員登録が必要でありました。
そんな訳で、チャットが23日に行われることは事前に知っていたのですが、会員登録を厭わないマメな英語圏のファンがどこかのサイトにUPしてくれる迄、その内容については“おあずけ”だなぁと指をくわえて待っていたのであります。
最近になって漸くBilboHobbit.com (Special Thanks!)にて、『ホビットの冒険』に関する部分のトランスクリプトが掲載されていることが分かりましたので、こうして記事をお届けすることが出来たという次第です。

前置きが長くなりましたが、その“なんちゃって翻訳”でございます。ドゾ!

  *   *   *   *   *   *   *   *  

Q 「ユニバーサルの発表によれば、『ホビットの冒険』を撮り終えた後のあなたの映画スケジュールはかなり忙しいようですが、我々は『ヘルボーイ3』を観ることが出来るでしょうか?」
GDT 「僕は勿論そのつもりだよ!だけど、最終的には全て会社判断だし、映画会社の体制というものはえてして、非常に急速に変わってしまうものだからね」

Q 「『ヘルボーイ2』で働いたスタッフたちは、『ホビットの冒険』にも加わりますか?」
GDT 「そうあって欲しいね。ミニョーラ(*マイク・ミニョーラ:コミック作家で、原案と製作総指揮を担当)、バーロウ(*ウェイン・D・バーロウ:ビジュアルデザイナー)、スペクトラル・モーション社(*VFX工房)、ギレルモ・ナヴァロ(*撮影)、それに他のスタッフたちも…」

Q 「作曲家のダニー・エルフマンとは、この先のプロジェクトで一緒に仕事をする予定がありますか?」
GDT 「勿論だよ。だけど『ホビット』の後になるね」

Q 「『ヘルボーイ2』は『ホビットの冒険』を撮影する準備として役立ったと思いますか?」
GDT 「技術的な面で言えば答えはイエスだね。挑戦なしに『ホビットの冒険』は撮れないよ。LotR3部作と同じくらい夢中にさせられる、広大な世界の創造と拡張への挑戦なんだ。それは敬意と熱意、そして創造力との正しい調合でもって、トールキンの原作にアプローチすることなんだ」

Q 「『ヘルボーイ2』のようにクールなクリーチャーが、『ホビット』でも見られるでしょうか?」
GDT 「そりゃもう、たくさんね。ゴブリンの王国やスマウグ、それに闇の森のクモたち!
僕たちはクリーチャーを創り出すのに、CGIとアニマトロニクスをシームレスで融合させた最先端の技術でもって、新しい芸術形式を生み出そうと努力しているんだ」
[『ホビットの冒険』の撮影期間は370日!?]の続きを読む

デル・トロ監督インタビュー~Premiere編~(前編)

2008年09月08日 23:57

こちらも一ヶ月程前の記事になりますが、デル・トロ監督のお気に入りの映画作家や、幼年時代のエピソードなど、ファンにはなかなか興味深い内容となっております。
Premiere.comでサイト4頁に渡って掲載された、ちょっと長めの特集記事ですので、前後編でお届け致しますねー(^-^)/

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

“mensch(*ドイツ語の「人間」)”に相応するスペイン語は何か?

それは、ドイツ語に由来するイディッシュ語で、“賞賛に値し、高潔で、確固とした目標を持った者”である(*米の話言葉では「立派な人」の意とか)。

この質問は、『ヘルボーイ』及び『ヘルボーイ2:ゴールデン・アーミー』で、官僚トム・マニングを演じた映画スター、ジェフリー・タンバーから発せられました。彼はそれが、ギレルモ・デル・トロ監督を語る上で最も正確な表現であると言います。
「彼は非常に強い男だ」とタンバーは説明します。「己の望むものに対して、強い意識を持っているんだ」

デル・トロの望みが新進気鋭の映画作家として認識されることであるならば、その使命は達成されたとみなされるべきでしょう。
20年以上前に処女作『Dona Lupe』の脚本を書いて自ら監督し、1993年には『クロノス』でカンヌ映画祭の最高の賞を獲得。そして、最近発表した数々の映画で、世界的にその名を知られるようになったのですから。

2001年の『デビルズ・バックボーン』はアートシアターで大評判となりましたが、彼をコミックファンの間だけではなく、本当に有名にしたのは『ヘルボーイ』でした。
2004年に公開されたこの映画の製作費はおよそ6600万ドルでした。それに対して米国での興行収入は5900万ドル程度。とても『スパイダーマン』タイプの作品ではありません。
それでも、かなりの海外収益に加えてDVDの売り上げも良好で、フランチャイズの可能性を証明するに充分な理由をユニバーサルに与えました。
デル・トロ監督によれば、『ヘルボーイ2』の製作費は8500万ドル。7月11日全米公開予定の夏の超大作の興収は高めに想定されています。

一部の監督は続編を嫌いますが、デル・トロ監督は彼らとは違います。
「振り返ってみれば、最初の『ヘルボーイ』では違うことをやれたせいで、いろんな発見が出来たんだ。僕はこの世界に再び戻ってこれて満足だよ。もし観客が、二つの映画を一緒に観るとしたら、それぞれまったく異なった物語であるほうがいいと思うんだ」と彼は言います。
「僕はキャラクターと、魅力的なアクションのシークエンスにもっと時間を使いたかったんだ。一作目も型通りのアクションがあるにはあったんだけどね。クリーチャーは素晴らしかったが、充分に生かしきれていなかったね。最初の映画は、可能な限りコミックに忠実でありたいと思っていたんだ。だけど、振り返ってみれば、この作品が僕のインプリント(*出版社や発行者を記したラベル)とされるのなら、僕自身の楽しみも若干あっていいんじゃないかって思えたんでね」
[デル・トロ監督インタビュー~Premiere編~(前編)]の続きを読む

デル・トロ監督インタビュー~Guardian編~

2008年09月02日 22:36

こちらも『ヘルボーイ2』のプレミアツアー頃に行われたインタビューの一つです。
記事のタイトルを直訳すれば、“どのようにして、ヘルボーイを僕のイメージから作ったか”であります。
『ホビットの冒険』に関する言及はほんの少しですが、アイデアスケッチから実際に映画のクリーチャーを作り上げるまで、デル・トロ監督の創作上の秘密が垣間見える、個人的にとても興味深いインタビューの一つでありました。『ホビット』のビジュアル面の傾向を占う上でも、参考になるのではないでしょうか?(Source)

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(*以下、全てデル・トロ監督のコメントとして)

「僕が完全に自由である時間は唯一、僕の創作ノートに取り組んでいない時だね。それらは100パーセント創造の過程に必要なんだ。最初にアイデアを思いつく時、それはノートの頁の上で起こるんだ。

僕は、鞄の中にいつもノートを入れて持ち歩いているんだ。それが傍にない時は、出来るだけ早く僕の他の皮のノート(それは僕の左手さ)に書き込むことにしているよ。
そして必ず脚本やデザインの最終段階で、このノートに戻るようにしているんだ。最初の色彩設計や美術設計、それに照明の分析もこれで行うんだよ。それはすごく熱中する瞬間なんだ。基本的なことは全てこのノートで間に合うんだ。『ヘルボーイ2』では20~30頁を使ったよ。『パンズ・ラビリンス』でさえ、それ程じゃなかったね。

映像的には、僕が全てやったのと同じくらい、この映画を誇りに思っているんだ。
『ヘルボーイ』一作目は、作者のマイク・ミニョーラのヴィジュアル世界そのままだったんだ。今回はもっとざっくばらんに自分なりにやることに決めたのさ。
この映画を撮ることは、非常に難しくて痛みを伴うものだった。でも、僕にとって最も価値ある創造的な経験の一つとなったよ。

僕は始めに下絵を描く。時々はカテドラルヘッドやザ・キングのキャラクターように、殆ど(最初のアイデア通りで)変更なしに済ませるものもある。
時にはマイク・ミニョーラや、他のデザイナーの一人がスケッチを描くし、ポストプロダクションのデジタルデザイナーが更に変更を加えるかもしれない。その過程は、実際の生物にも似ているよ。“死の天使”は彫塑の段階を何回も経て、絶えず進化していたしね。

僕たちが映画のために生み出した32体のクリーチャーのうち、90パーセントはフィジカル(物質的)な作業で作られたんだ。あまりにも巨大だったり、霊体のようだったり、歯の妖精のようにすごく小さなキャラクターだけはCGIで作ったけどね。
最近では、こういうふうに映画を作ることはとても珍しいことなんだ。でも僕は、CGI単独では成し得ない、芸術的技巧や質感の価値が映画に手作り感--言わばヒューマンタッチ--をもたらしてくれるのを感じているんだ。だから僕は、クリーチャーにフィジカルな効果を保つことを、とても重要視しているんだよ」
[デル・トロ監督インタビュー~Guardian編~]の続きを読む


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