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“トールキン作品は苦手”な ビリー・コノリー、『ホビット』を語る

2012年09月27日 10:07

『ホビット』でダイン2世(鉄の足のダイン)を演じる"The Big Yin" ことビリー・コノリーですが、9月23日の夜にニューヨークで開催された『Won’t Back Down』のプレミア上映会会場にて、VULTUREのインタビューで『ホビット』について答えています。
その歯に衣着せぬ発言が、ここ数日トールキンファンに物議を醸しておりますので、ちょっとその記事を紹介してみますね。

*   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

 わたしたちは昨夜、『Won't Back Down』のプレミア会場で、ビリー・コノリーと出会いました。
彼はピーター・ジャクソン監督による『ホビット』3部作でダイン2世を演じます。撮影のためにニュージーランドへ戻らなくてもいいのでしょうか?

「ああ、勿論」と彼は言いました。「撮影に戻らなくちゃいけないんだ。まだ戦闘シーンを撮っていないんでね。ぼくは猪に乗って戦うんだよ!」

 それでは、コノリーは何回くらい『ホビットの冒険』を読んだのでしょうか?

「『ホビットの冒険』は読んでないんだ」

 では、『指輪物語』はどうでしょう。

「全く読んでないね」と69才になるスコットランド人俳優は答えました。「ぼくはトールキン作品をちゃんと読めた試しがないんだ。いつ読んでもよく解らないし。それにぼくは、トールキンの読者が通常は好きじゃないんだ。彼の作品が好きな人たちは、少々おっかないんでね。難解でややこしい言葉ばかり使って、作品を聖杯のように崇めているから」

 では今後、これからの彼の人生で、『ホビット』に関する訳の分からない質問を投げかけてくるトールキンファンに、どのように対処していくつもりなのでしょう。

「たいていは相手が何について話しているのか分からないから、口から出任せさ」とコノリーは認めました。
「だけど常に『ホビットの冒険』や『指輪物語』を扱うマスコミのセクターは存在しているらしくて、これらの作品は“聖杯”なんだって言ってくる。ぼくのお喋りなんてみんな戯言さ。なのに、それに対して責めを負わなくちゃいけなくなるんだ。トールキンファンは取り乱して、あたかもそれが本当かのように、関係すること全ての報道にひどく狼狽するからね。これはただの“物語”なんだよ!リラックスしてくれよ!すぐに収まって元気になるさ。パニックを起こさないでくれ。と言うのも、『ホビット』のシナリオは素晴らしいからだ。すごく良いんだよ」と彼は続けました。
「もっとも、ぼくは映画は原作通りでなくちゃいけないって思っている人たちとは、いつも意見が合わないけどね。映画は映画、原作は原作だ。」

 しかし、映画の出来映えは素晴らしいものになりそうだと、コノリーは請け合いました。

「マーティン・フリーマンは実に見事だね。それはぼくが現場で最初に見たことの一つだよ。それと、これを言うとまた物議を醸しそうだけど、映画は特別な機材で通常より速い(48fpsの)フレームで、そして3Dで撮影されているんだが、とても鮮やかなんだ。アニメのように見えるけれど、登場する人々はリアルだ。艶やかで、しかもリアルなんだ」

 このインタビューに時間を割いてくれたことをわたしたちが感謝すると、コノリーは笑って言いました。

「ぼくが困ったことにならないように、君たちがぼくを追いつめて話すことを強制したって、ちゃんと説明しておいてくれよ!」

*   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

---と最後に叫んだコノリーさんの願いも叶わず、「原作を読んでいない」「トールキンファンは嫌い」と言った箇所だけを切り取られて、色々なメディアで取り上げられているのを見ると、少々お気の毒ではあります。
彼は以前にも、ダイン役が発表になる以前に、どこからか嗅ぎ付けたトールキンファンから原作本にサインを求められたと、「ファン恐るべし」なコメントをしていましたが、熱狂的なトールキン信者には余程苦手意識があるものとみえます。

コノリー氏のこの発言は、トールキン作品に限らず、原作を盲愛するあまり、時に作品の方向性さえ変えさせてしまう全ての“原作ファンダメンタリスト”なファンに向けての、やんわりとした警告のように思います。
管理人自身は、単純にストーリーを面白がるばかりの、良くも悪くも「難解なこと」は語れないレベルのファンですが、ややもすると「原作にどれだけ忠実か」が映画の評価に繋がりがちになることへの自戒もあって、このインタビューを紹介してみました。
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『ホビット』今月の動き〜 2012年6月 〜

2012年06月30日 23:59

6月28日(木) *SDCC(サンディエゴ・コミコン)における『ホビット 思いがけない冒険』のパネルディスカッションに、ピーター・ジャクソン監督を始め、マーティン・フリーマン他主演クラスの俳優陣の出演をワーナー・ブラザーズが正式発表。
 7月14日(土)ホールHで行われるワーナー・ブラザーズのプレゼン枠に、ピーター・ジャクソン監督とフィリッパ・ボウエン(共同脚本&制作)、第2ユニット監督でゴラム役のアンディ・サーキス、俳優陣ではマーティン・フリーマン(ビルボ役)、イアン・マッケラン(ガンダルフ役)及びリチャード・アーミテージ(トーリン・オーケンシールド役)の出演が決定。
同枠にはWBとレジェンダリー・ピクチャーズ共同制作の『パシフィック・リム』のディスカッションも予定されているので、同作の監督であり『ホビット』の脚本家の一人、ギレルモ・デル・トロの登場も期待されている。 【TORn】
6月23日(土) サンディエゴ・コミコン2012に、マーティン・フリーマン(ビルボ役)とリチャード・アーミテージ(トーリン・オーケンシールド役)出演の噂。
 ウエリントンのオペラハウスで上演されたサー・イアン・マッケランのワンマンショーにて、リー・ペイス(スランドゥイル役)が語ったとのTwitter上の噂。 【TORn】
6月22日(金) *サー・イアン・マッケラン、『ホビット 思いがけない冒険』のワールドプレミアツアーについて語る。
 ハミルトンのクラレンス・セント・シアターでのワンマンショー(クライストチャーチ地震で被害を受けたアイザック・シアター・ロイヤル修復の為のチャリティー公演ツアーの一つ)後のインタビューにて。
『ホビット』撮影は7月中に完了の予定で、来年も若干の追加撮影があるとのこと。11月28日に開催されるワールドプレミアについては、
「勿論参加を望んでいるが、実際にはまだ確かなことは言えないんだ。どんな用意や取決めになっているか分らないからね。ウエリントンが世界初演だが、更にロンドン、ニューヨーク、ベルリン、そして東京でのプレミアが予定されているよ。プレミアツアー全部に参加は出来ないが、どれに参加するか決めなくてはね」 【Stuff.co.nz】
6月21日(木) *ワールドプレミア開催の地ウエリントンの劇場の大半で、48fpsフォーマット上映の設備設置が進行していない現状をドミニオンポスト紙が指摘。 【The Dominion Post】
6月20日(水) *6月22日公開のピクサー新作映画『ブレイブ』上映前に、『ホビット 思いがけない冒険』の第2予告編上映の噂。
 昨年12月20日に公開された第1予告編のG(全年齢)バージョンであり(第1予告編はPG)、第2予告編というよりは実質Ver1.1となる。新たな要素はないものの、子供の視聴を考慮して、喫煙(冒頭のビルボのパイプ)や格闘シーンが除かれる模様。 【TORn(6/20)】 【TORn(6/21)】
  *『ホビット 思いがけない冒険』のDVDは2013年半ばに発売。特典映像にピーター・ジャクソン自身が監督したニュージーランド観光案内が含まれることが明らかに。
 20日午前、クイーンズタウンで行われたニュージーランド・ホリデー・パークス協会の代表者会議にて、NZ政府観光局CEOケビン・ボウラー氏が発表。
「『ホビット』と、それが撮影されたニュージーランドとを、国際的に人々が結びつけて考えるようにしたいのです。わたしたちの調査によれば所謂マニア層だけではなく、非常に広範囲に渡って(映画『ホビット』に対する)高い意識や興味が存在することが分かっています」 【Southland Times】
6月18日(月) *ヨーロッパにおける映画館オーナーのための集会「シネ・ヨーロッパ」が18日から4日間のスケジュールで開催。『ホビット』封切りに合わせた48フレーム/秒フォーマットの上映設備導入についての議論が中心に。
 48fps再生に必要なソフトウェアのアップデートが可能なシステムの導入に多額の費用がかかること(そして、コストを相殺するのにチケット代を値上げしなくてはならないこと)に躊躇する劇場主側に、ヨーロッパ・デジタル・シネマ・フォーラムCEOのディヴィッド・モンクは、デジタル設備導入の成功が上映作品の興行的成功に依存する点を強調し、『ホビット』に続き、ジェームズ・キャメロン監督による『アバター』が3部作として60fpsフォーマットを予定していることなどを挙げて理解を求めた模様。
 なお、現在北米には48fps再生にアップデート可能なバルコ・シリーズと呼ばれる2台のプロジェクターを備えたスクリーンが4000あり、ソニーは『ホビット 思いがけない冒険』封切前には、ハイ・フレーム上映可能な4Kデジタルのプロジェクターを備えたスクリーンが13000になると予測している。 【The Hollywood Reporter】
6月14日(木) *ビリー・コノリー、『ブレイブ』のシドニープレミア会場にて、ダイン2世のデザインについてネタばれ発言。
 「基本的にぼくは(長身な体型がドワーフらしく)幅広に見えるように撮られている。だけど言わせてくれ。このキャラクターは君たちをこれでもかというほど怖がらせるよ。【注意】以下、キャラクターデザインに関する若干のネタばれあります。抵抗のない方だけ反転して読んで下さい)頭はモヒカン刈りでタトゥーを入れているんだ【The West.com.au】
  *『ホビット 思いがけない冒険』予告編第2弾情報公開。
 2分24秒でレイティングは「G」(全年齢)公開日時は不明だが、7月半ばと思われる。 【the Alberta Film Ratings website】
  *『ホビット 思いがけない冒険』公開(2012年12月14日)まで、あと半年となりました。
6月13日(水) *サンディエゴ・コミコン2012にて、ワーナー・ブラザーズは7月14日に『ホビット 思いがけない冒険』及び『マン・オブ・スティール』の3時間のプレゼンテーションを予定。 【AceShowbiz】
  *ビリー・コノリー(ダイン2世役)、7月7日に『ホビット』の撮影終了パーティーの予定と、ピクサー新作『ブレイブ』のシドニープレミア会場にて語る。
 「ピーター・ジャクソンは決して厳しい監督ではないが完璧主義者だ。彼は自分が何を望んでいるかを良く分かっていて、それが得られるまでその件に取り組んでいるんだ。それは高度に専門的で、いつも沢山得るものがある。(ニュージーランドにはどのくらい滞在することになるか分からないが)7月7日の撮影打ち上げパーティーに招待されているから、それまでは居ることになるね」 【MSN.nz】
6月7日(木) *英『Total Film』誌、8月号の特集 “The Future 100” にて、エイダン・ターナー扮するキーリ役についてのネタばれを含むインタビューを掲載。
 「キーリの役どころは原作より拡張されているんだ。【注意!!】以下、映画独自のストーリーに関するネタばれにつき白フォントで記述しています。ネタばれに抵抗のない方のみ反転して読んで下さい)宝物を追うだけじゃなく、キーリはエルフの女性、タウリエルのことも追い続けているんだよ。彼は照準を高く設定し過ぎていると思うかい?ぼくは、キーリが決して二人の間に何も起らないことを分かって(それでも追い続けて)いると思うんだ【TotalFilm】&【RichardArmitageNet】
6月5日(火) *『ホビット 思いがけない冒険』のワールドプレミア初日は11月28日、ニュージーランド ウェリントンのエンバシー・シアターにて開催と決定。
 ピーター・ジャクソン監督のコメント「この都市がわたしたち全ての心の中で特別な位置を占めているとわたしが言うとき、ホビット、ドワーフ、エルフ、そしてオークの仲間たちについても代弁しているのです。『ホビット』を世界へ送り出すのに、全ての旅が始まったここウエリントンで、これら大きなパーティとともに祝うより完璧な方法を思いつくことは出来ないでしょう」 【Fairfax NZ News】【The Hobbit Blog】(公式声明)
  *ピーター・ジャクソン監督のFacebookにて、『ホビット』プロダクションビデオ、第7弾公開。 【facebook】
6月4日(月) *ピーター・ジャクソン監督がThe Queen’s Birthday Honoursの受賞者に選出され、同時にニュージーランドで最高位の勲章であるニュージーランド勲章(ONZ)を受勲することに…!
 「そのような人々の間に数えられることは驚異的な名誉です。ニュージーランドの映画産業に携わる全ての人々に代わってこれを受けたいと思います。ニュージーランドのクルーと素晴らしい俳優たちの独創性、創造力と勇気は、わたしを奮起して決して止むことがありません」とジャクソン監督。 【NZ Herald】

『ホビットの冒険』撮影開始日発表!!

2011年02月08日 06:49

昨年10月にスタジオから撮影のGOサインが出され、最初のキャスト発表があってから、今か今かと待たれてきたクランクイン(撮影開始日)の日付が、漸く発表となりました…!

2月7日ウェリントンにて、『ホビットの冒険』の制作会社であるThree Foot Sevenは、映画の最初の主要場面の撮影開始日を2011年3月21日(月)と発表しました。
撮影はウェリントンのミラマーにあるストーン・ストリート・スタジオ及び、ニュージーランド各地のロケーション現場で行われることになっています。

この日にちは、出演者のスケジュールやニュージーランドの気候条件、そして勿論、2月3日に退院したばかりのサー・ピーター・ジャクソン監督の体調の回復を考慮して決定されたものです。
ジャクソン監督はクランクインの日付が発表されたことについて、
「若干の遅れにもかかわらず、わたしたちは完全に元の軌道に戻って、撮影が開始されることに非常に興奮しています」とコメントしました。 【Source: TORnstuff.co.nz

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2007年12月の映画化発表からおよそ3年3ヵ月、様々な問題を乗り越えて、今度こそ本当にカメラが回りそうです。
先週末には、マタマタに建設されているホビット村のセット周辺を、映画撮影のため2月14日から5週間に渡って立ち入り禁止にする旨、マタマタ-ピアコ地区の町長(Mayor)より発表がありましたが、撮影スケジュールが明らかになった現在、おそらく1ヶ月程後ろ倒し、あるいは延長になるのではないかと思われます。【Source:stuff.co.nz(2月5日付)】


さて、1月にゴラム役のアンディ・サーキスと、フロド役のイライジャ・ウッド続投の発表があってから、キャスティングに関する噂は色々漏れ聞こえてはきますが、“出演確定”の最新ニュースに登場したのは、ヤギのジョーディーくん、20歳!【Source:Taranaki Daily News

ジョーディーは長く湾曲した角をもった(ただし片角)威風堂々たる雄ヤギですが、昨年ニュージーランド北島のニュープリマスで放牧されていたところを、心ない輩の悪戯によって二度もペンキをスプレーされてしまい、地元のニュースになっていました。
ジョーディーのことをフェイスブックで知った『ホビット』の動物スカウト氏は、彼を映画に出せないか飼い主であるフィールド夫人に電話で打診。出演の運びとなったそうです。

ジョーディーは人間の女性が好きで男性は嫌い(特に制服を着た男性…警官は大嫌いとか)。夫フィールド氏のトラックに頭突きをくらわしたこともあるそうで、彼のもう片方の角もゲートに何度も頭突きをした結果、何年も前に失われたとのこと。
「ジョーディーがどんなふうに振舞うか分からないけど、出演前に映画用のトレーニングを受けているよ。撮影が終わったら、きっと大きな顔をして帰ってくるだろうね」とフィールド氏。
フィールド氏は、映画のプレミア上映には3枚のチケットを買う予定だそうです。夫妻とそしてジョーディーの分です。ジョーディーくん、映画観られるかな?


また、少し古い記事になりますが、スタートレック『エンタープライズ』のマルコム・リード大尉役等で人気のイギリス人俳優ドミニク・キーティングが『ホビット』のオーディションを受けて結果待ちと、1月25日付のLots of interviews.comのインタビューの中で答えています。
彼によれば、複数の役のオーディションを受けたとのことですが、最近更新されたIMDb(例によって^^;)の『ホビットの冒険』 part1のキャスト欄によりますと、闇の森の王スランドゥイルの酒蔵の管理人ガリオンとか。
同ページでは、昨年10月に出演の噂があったブライアン・ブレッスドをドワーフのダイン2世役としていますが、いずれもソースは明らかでありません。
撮影開始日が明らかになった今、残るキャストの公式発表が待ち遠しいこの頃です。


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