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TORn発『竜に奪われた王国』プロット予想と解説(前編)

2013年09月08日 22:21

8月30日、お馴染みThe One Ring.netに、Deciphering the plot of The Desolation of Smaug(『竜に奪われた王国』におけるプロットの解説)と題した、3ページに及ぶ考察記事が掲載されました。
これは、『ホビット』の予告編や各種フッテージ映像、また雑誌の記事やキャストのインタビューなどで明らかになった情報の断片を繋ぎ合わせ、それに投稿者であるCaptain Saltさんの推理を合わせて、『ホビット 竜に奪われた王国』のオープニングからエンディングまでを構築してみたものです。

生憎その翌日には、映画のタイアップ本『The Hobbit:The Desolation of Smaug-Annual 2014』のネタばれ満載の中身(2013年9月1日の記事をご参照下さい)がネットに浮上し、話題をもっていかれた感がありましたが、こちらの考察は、言わば今までに登場したネタばれの集大成として、ファンには興味深い読み物になっています。

記事の作者は、情報ひとつひとつのソースに殆ど言及しておりませんので、お節介ながら分かる範囲で、その出所と補足を挟みつつ邦訳してみました(原作のエピソードや、公式予告編に使用されているカットに由来する予測については、特に言及していません)
勿論、実際にこの通りに描かれるかどうかは、映画が公開されてみないことには分かりませんが、高い確立で映画のストーリーに関する重度のネタばれを含んでいると思われます。ネタばれに抵抗がある方は読み進めないで下さいね。(*以下、記事中の灰色の小フォントは、管理人による注釈です)


■プロローグ

わたしたちは、ピーター・ジャクソン監督が、「映画は“よく知られている、しかし予期せぬ”どこかから始まる」と言った(*1)ことを知っています。そして、先日終了した夏の追加撮影の間に、どうやら踊る小馬亭でのシーンが撮影された(*2)ことも分かっています(おそらく、エレボールへの探求の旅を計画しているガンダルフとトーリンのフラッシュバックになるのでしょう)そして、更に多くの材料が、トーリンの父スラインについて存在することが分かっています。
スラインはサー・アントニー・シャーによって演じられ(*3) 、拡大した役割の為にモリアでの戦いを再体験することになっています。両方ともプロローグか、または映画中の他の場面にインサートされることでしょう。

【注1】「EMPIRE」2013年8月号の記事による。
【注2】スペインのトールキンファンサイト El Anillo Único の記事(2013.5.11)による。
【注3】「EMPIRE」2013年8月号の記事による。第1部ではスラインをマイク・ミズラーイが演じていましたが、マイクのスケジュールの都合か、あるいは(マイクには失礼ながら)もっと存在感のある俳優を必要とする重要なシーンを追撮したのでしょうか。シェイクスピア俳優として有名な名優アントニー・シャーを改めて起用したようです。

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『ホビット』第2部プロット紹介:The Desolation of Smaug - Annual 2014から

2013年09月01日 13:42

8月29日、『ホビット スマウグの荒らし場』の映画タイアップ本(子供向け)として、HarperCollinsより「The Hobbit: The Desolation of Smaug - Annual 2014」が発売されました。
翌日には購入したファンがスキャン画像をネットにアップロードし、キャラクター画像や、何より映画のプロットが部分的に明らかになりました。【Source:The One Ring.net

今回の記事ではそれを紹介させて頂くわけですが、いつにも増して映画のストーリーに関する重要なネタばれを含んでおりますので、映画を前知識なしで楽しみたい方は、くれぐれもご注意下さい。

The Hobbit: The Desolation of Smaug - Annual 2014  The Hobbit: The Desolation of Smaug - Annual 2014 (2013/08/29)

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Cinema誌8月号の記事から:ネクロマンサー、スマウグ、そして五軍の合戦

2013年08月12日 06:07

ドイツの映画雑誌「cinema」はその最新号(8月号)において、『ホビット スマウグの荒らし場』の特集記事を掲載しました。ドイツ語の記事を、Heirs of Durin様が英訳して下さっておりますのを、更に邦訳してみました。
『ホビットの冒険』や『指輪物語』の追補篇を既読の皆さまには、これといって特別なネタばれは含まれておりませんが、ピーター・ジャクソン監督が第2部『スマウグの荒らし場』、そして最終章の『ゆきて帰りし物語』をどんなコンテツでもって展開してくるか、EMPIRE8月号についての記事と合わせて推理して頂けたらと思います。
なお、ドイツ語→英訳→邦訳の手順を踏んでおりますので、いつも以上に内容に不正確な部分がありますこと、予めご了承下さいませ。


=== 『ホビット スマウグの荒らし場』 ===

よく知られたネクロマンサーと勇敢なエルフ、そして攻撃的なスキンチェンジャー(*動物に姿を変えるモンスター、ここではビヨルンのこと)…しかしピーター・ジャクソンの新しい中つ国3部作の第2部において、他に何を予想することが出来るでしょうか?
わたしたちの特集では、今年のファンタジーイベントである『ホビット スマウグの荒らし場』の秘密を解き明かします。そして、第1部のエクステンデッド・エディションに、ファンが何を期待することが出来るかについても明らかにします。

貪欲なドラゴン、かなり怒りっぽいスキンチェンジャー、アクション満載の川渡りと、ネクロマンサーに対抗する白の会議の戦い---中つ国ファンは、ピーター・ジャクソンが『ホビット スマウグの荒らし場』で再び全てを見せる大きなイベントを体験する覚悟が出来ていなければなりません。

『ホビット 思いがけない冒険』では、観客をオークと魔法使いの世界へ再び誘うのにおよそ1時間を必要としましたが、LotR3部作の全作品でオスカーを受賞した監督である彼は、ファンタジー3部作の第2部では物語にすぐに飛び込みます。というのも、既に前作で登場人物は紹介され、衝突は描かれているからです。ですから、ジャクソン監督お気に入りの『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のアドベンチャーのように、物語を最大限の力でフィナーレに向かって導いていくことが出来ます。始めから全てが用意されているのです。

13人のドワーフとホビットのビルボ・バギンズからなる勇敢な仲間たちは、サイケデリックでカラフルな闇の森の巨大なもの言うクモたち(*EMPIREが今年1月に特集した記事によれば、“精神的なコミュニケーション”による会話とのこと)だけではなく、旅するグループを用心深く監視している森に住むエルフのレゴラスと、彼の父親のスランドゥイルに出会います。弓遣いのバルドがリーダーとしてゆっくり立ち上がる湖の町エスガロスの住人については、言うまでもありません。そして、エルフのタウリエルに対するドワーフのキーリの不器用な試みは、議論の材料を提供することでしょう。
中つ国に沢山のことが起きようとしています。少なくとも1937年に刊行された原作よりずっと多くのことが起きるでしょう。

大勢のオタクたちは、ピーター・ジャクソンがどのようにして J.R.R トールキンのわずか300頁強の児童小説を9時間に及ぶ叙事詩に変えるのかについて始めから懐疑的でしたが、ジャクソンは 『王の帰還』の(巻末の)追補篇から、緊密に絡み合う素材を映画に用いて驚かせました。多くの追補篇の内容が、第2部でも使われます。

ハードコアなファンは、原作の2〜3のセンテンスから、魔王の主人であるサウロンとネクロマンサーについての意外な新事実を発見するでしょう。そして、トールキンによれば蒼白きオークのアゾグは、アザヌルビザールの合戦よりも長生きしませんが、ジャクソンは彼をトーリン・オーケンシールドの最大の敵へと決定的に変えました。一方、オークたちによるエスガロス侵略は、完全にピーター・ジャクソンによる創作です。そして、タウリエルのように、わずか300才の若いエルフを登場させ、男性優位の物語の中に僅かな女性らしさを加えました。
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EMPIRE発『ホビット スマウグの荒らし場』で起こること

2013年07月07日 06:44

6月27日に発売されたイギリスの映画雑誌EMPIRE 8月号が、輸入雑誌を扱う日本の書店にも並ぶようになりました。
そこで今回は、『ホビット スマウグの荒らし場』の特集記事で分かった、『ホビット』第2部で起こるあんなことやこんなこと…を纏めてみました。
そんな内容ですから、遠慮なくネタばれを展開しております。映画本編のストーリーを知りたくない方は、くれぐれもご注意下さいませ。

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

  1. 第1部と比べ、ストーリーラインは複雑に絡み合い、悪役はますます力を増し、シリアスな展開となる。

    「物語の構造は多層になるわ。進行中のビルボとドワーフの労苦と、追補篇からの出典によるガンダルフのドル・グルドゥア探索の間でインターカッティング(*シーンの切り返し)されることになるの。2つの要素は映画の終わりまで絡み合って、派生したレゴラスや湖の町の統領、それにバルドなどの登場人物たちとバックストーリーを練り上げるの。続編(である第2部)では、子供染みたものは放棄されるわ」〈by.フィリッパ・ボウエン〉

  2. 闇の森のキノコの胞子には、トリップさせる作用がある。

    既に公開されている闇の森のスチルには、ボンブールが急拵えの担架のようなものに乗せられている場面がありました。原作のように「魔の川」へ落ちたせいではなく(ボンブールの飽くなき食への探究心の結果)、胞子を吸い込み過ぎたのかもしれません。あるいはこのキノコの作用が、ドワーフ一行がクモに捉われる原因となるのかもしれませんね。


    ↑ ボンブールを担いで闇の森を彷徨うドワーフたちとビルボ

  3. アゾグはドワーフへの復讐を諦めず、彼同様荒々しい息子ボルグもその追跡に加わる。


    ↑ アゾグの息子ボルグ(コナン・スティーヴンス)

  4. エルフ王の岩屋を樽で脱出したビルボとドワーフたちは、執拗に彼らを追うオークたちの追跡をうける。そして、オークたちを追う闇の森のエルフたちも絡んで、三者が「湖の町」へと乱入することになる。

  5. エスガロス(湖の町)は、原作と違って暗く猥雑で、不吉な迷路のような町となっている。

    トールキンの有名な脚柱の上に乗った町のイラストに反して、窮屈な通りは喫水線と水平で、乱雑なディケンズ風ベニスの様相を呈しています。見かけ倒しの歩道、橋々、そして重い屋根の下で傾いだ建物からなる迷宮です。それは霧深く、良からぬものが影に紛れてこそこそと動く場所です。わたしたちは未だかつて、中つ国でこのような場所を目にしたことがありません。


    ↑ J.R.R トールキンのイラストによる湖の町(彩色:H.E.Riddett)


    ↑ 映画『ホビット スマウグの荒らし場』の湖の町

  6. レゴラスは、LotRでムマキルをしとめたような、アクロバティックなアクションを再び披露する。

    彼(レゴラス役のスタントマン)は揺れ動く小舟に到着するために、180°回転して、手摺を飛び越えます。そして、小舟を占領しているオークは直ちに殺されます。1枚の氷を踏み石にして運河の向こう側へ跳び、裏通りを駆けて、別のオークの上を宙返りします。(中略)「エルフはいつもショーを独り占めさ」彼(オーランド・ブルーム)は気取って笑います。「最高のやり方でね」
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『ホビット 思いがけない冒険』エクステンデッド・エディション新情報〜EMPIRE最新号から

2013年06月25日 07:41

6月24日、イギリスの映画誌EMPIREは、6月27日に発売される2013年8月号の表紙をネット公開しました。
最新号の表紙を飾ったのは、『ホビット スマウグの荒らし場』から、タウリエル(エヴァンジェリン・リリー)、レゴラス(オーランド・ブルーム)、それにスランドゥイル(リー・ペイス)の3人のエルフたち。それぞれが凛々しい姿を披露しています。

 
 *通常版  *予約購読者用のコレクターズ版

雑誌の記事に逸早く目を通したRichardArmitageNetが伝えるところによれば、EMPIRE誌は、第2部『スマウグの荒らし場』と第3部『ゆきて帰りし物語』の現在進行中の撮影をレポートするため、今月初めにウエリントンのストーン・ストリート・スタジオを訪問したとのこと。
記事は主に、3人のエルフ役のスターたちを取り上げているとのことで、闇の森のエルフ王の岩屋から逃げ出す“樽の群れ”の撮影シーンのスチルなども紹介しています。



更に、『ホビット スマウグの荒らし場』が世界同時公開されるおよそ1ヶ月前に、DVDとブルーレイとでリリース予定の『ホビット 思いがけない冒険』エクステンデッド・エディションについて、ピーター・ジャクソン監督と、脚本家のフィリッパ・ボウエン、それにフラン・ウォルシュの3人によるインタビュー記事が掲載されるとのこと。
同サイトがUPした記事のスキャン画像をざっと邦訳してみましたので、宜しければご覧下さいませ(以下、強度のネタばれ含みます)


「裂け谷のエルフたちに対する、ゆゆしきドワーフの無礼を目にすることになるよ」とピーター・ジャクソンは明らかにしました。
「ホビット村のシーンも増えるのよ」とフィリッパ・ボウエンは言いました。「いつだって、もっとゆっくりホビット村の中を進みたかったの。結局はビルボは彼のドアから駆け出すことになるのだけどね」
「ゴブリン町ももっと見られるわ。それに、ゴブリンの王が彼の歌を歌うのよ」とフラン・ウォルシュ。「それは素晴らしい歌よ。だけど、物語に沿っていくという観点からは進行の妨げだったの」
「ゴブリンの王のナンバーワン・ヒットさ!」そう言ってジャクソンは笑います。「バリー・ハンフリーズはヒットチャートを駆け上がるよ」

「第2部の映画に直接繋がる拡張カットも入れているんだ」とジャクソンは説明しました。
「スマウグに対して、黒い矢を使って谷間の国を守るギリオンという登場人物のようにね。黒い矢は進行中の物語で役割を果たすことになるんだ。何故ならドラゴンの皮膚を貫くことが出来る唯一のものだからね。ギリオンがうまく狙いを定められなかった黒い矢が、スマウグの下腹部に穴をあけられずに鱗にはね返されるのは、拡張版のプロローグで見られるよ」

それに、スランドゥイルの件もある」とジャクソンは付け加えました。
「彼とドワーフたちとの不和の理由が幾らか明かされることになるんだ…それには白い宝石(these white gems)が関係しているんだよ…。ぼくたちはエルフの視点で、何故彼らがドワーフたちの救助に来なかったのかを知ることになるだろう」

「とてもユニークだね」と、物語が2つの段階で作用することについて、監督が結論付けました。
「他の多くの映画はこんな融通さを持たないからね」


ゴブリン王の“ジャイアン・リサイタル”はともかく、バルドの祖先で、かつての谷間の国の統治者だったギリオンのエピソードまで入るとは驚きですね。そして何より「白い宝石(white gems)」とは…。
PJたち脚本家陣は、シルマリルとナウグラミーアを巡るドワーフとエルフの確執まで遡って触れるつもりなのでしょうか?『シルマリルの物語』の映画化権をもっていない彼らがどこまでそれを描けるのか分かりませんが、スランドゥイルのドリアス居住説を始め、彼の謎めいた半生を映画ではどう設定しているのか等と合わせて、大変興味深いところです。これは本当に発売が待ち遠しいですね。


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