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ウェイン・D・バーロウ、『ホビットの冒険』について語る

2010年02月12日 02:16

ダンテズ・インフェルノ ~神曲 地獄篇~特典 サウンドトラックCD「ワールド オブ インフェルノ」付き
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EA(エレクトロニック・アーツ)による新作ゲーム 『ダンテズ・インフェルノ ~神曲 地獄篇~』 が2月9日に発売された(日本版は2月18日発売予定)ことを受けて、同ゲームのキャラクターデザイン&アートワークを担当しているウェイン・ダグラス・バーロウのインタビュー記事が、Paste Magazine.com にUPされております。

ウェイン・バーロウは、ギレルモ・デル・トロ監督の右腕として『ヘルボーイ』シリーズや『ブレイド2』のデザインを担当している言わば“デル・トロファミリー”の一員ですが、最近では『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のコンセプトアートや、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』でも、クリーチャーのデザインを手懸けておりましたね。
勿論、デル・トロ監督がメガホンを取る『ホビットの冒険』でもデザイナーの一人として名を連ねているのは、かねてからお伝えしている通りであります。

今回のインタビューの9割方は、(当然ながら)ゲーム『ダンテズ・インフェルノ』のデザインと、ダンテの『神曲<地獄編>』をバーロウ独自の強烈なイマジネーションでもって描いた彼の著作『Barlowe's Inferno』について語ったものですので割愛しますが、興味がお有りの方は『ホビット』のデザインにおける方向性を占う意味でも、ウェイン・バーロウのイラストを是非ご覧になってみて下さいませ。氏の公式サイトはコチラ

では、前置きばかり長くなりましたが、『ホビットの冒険』についてバーロウが語った部分をご紹介致しますね。

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

Paste Magazine 「『ホビットの冒険』におけるあなたの最新プロジェクトについて、告訴されたり、あなたの残りの寿命(natural life)を刑務所で暮らすようなことになるのでなければ、何か教えて頂けることはありませんか?」

バーロウ 「(笑)それが“僕の”プロジェクトであればと願うだけだね。そして僕の“不自然な人生(unnatural life)”について考慮するようにも!
いやいや、言えるのはこれだけだよ。僕はこの夏の間ニュージーランドで人生最良の時を過ごすことが出来たんだ。今一度、偉大な映画監督であるギレルモ・デル・トロや、リチャード・テイラーと彼の比類なき会社WETA、そしてジョン・ハウやアラン・リー等と共に働けたらと思うよ。2本の『ホビットの冒険』の映画は3部作のファンに愛され、評価される作品となるだろう。
僕自身が見て、そしてやったことからすれば、この映画はトールキンファンとピーター・ジャクソンの『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のファン、それにGDT(ギレルモ・デル・トロ)のファン全てを充分満足させると思うよ。芳醇で密度の高い世界が構築されていることに、息を飲むことになるだろうね」
Barlowe's Inferno
Barlowe's Inferno (1998/11) Wayne Douglas Barlowe
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エンパイア誌による『ホビットの冒険』情報続報♪

2009年04月27日 19:04

前回(4月18日付)お伝えした、イギリスの映画雑誌「エンパイア」最新号に掲載されたピーター・ジャクソン、ギレルモ・デル・トロ両監督のインタビュー記事の要約が漸く(>シャレ?) デル・トロ監督の公式ファンサイトにUPされましたので、ご紹介致します。それによりますと、

■フィリッパ・ボウエン、フラン・ウォルシュ&PJ、それにデル・トロ監督の4人は、この数ヶ月間、映画のストーリーの概略と構成の調整とに取り組んでいた。

■ジャクソン、デル・トロ両監督は、ワーナー・ブラザーズに映画の大筋のアイデアを提出して承認された。スタジオの賛成を得た彼らは本格的な脚本執筆に入り、キャスティングの準備も始まった

■デル・トロ監督は、『ホビットの冒険』に登場するクリーチャーの開発準備で、多くの時間をWETAで過ごしていた。クリーチャーのデザインには、マイク・ミニョーラ(*コミック作家で、『ヘルボーイ』シリーズの作者)、ウェイン・バーロウ(*映画『ヘルボーイ』シリーズのビジュアルデザイナー)、それにLotR3部作のコンセプトデザインを担当したジョン・ハウとアラン・リーも参加している。

2010年3月のクランクインを目標としている。

■映画は、一つの物語を前後編2本で制作。『ホビットの冒険』と『旅の仲間』の間隙を埋める“橋渡し映画”ではなく、ビルボとドワーフたちの旅(『ホビットの冒険』の原作)を軸に、ガンダルフ側から見たバックストーリーを含んで拡張した物語となる。また、サウロンの所在についても言及され、如何にしてLotRでその正体を現すことになったかについても描かれる

■映画を3Dで撮影するかどうかは未だ討議中。3D化することによって、LotR3部作とのトーンが異なってしまうことを懸念している模様。

以下はインタビューの抜粋です(^^

PJ 「僕たちは『ホビット』以前のイベント、例えばトーリンの父親であるスラインのエピソードなどを『ホビットの冒険』に肉付けして拡張することなどを検討していたんだけど、全てを一つの映画に詰め込もうとすることが間違いだという結論に至ったんだよ。本質部分を要約して、それがよしとされるならば、LotR3部作のようなスタイルで作るのもありなんじゃないかな」
GDT 「映画が3時間を越えないようにね」
PJ 「君は突っ走りそうだから…」
GDT 「アイコニック(画像的)な瞬間を失いたくないからなんだ。アニメ版(*1977年:ランキン/バス プロダクション制作)は偉大なキャラクターのビヨルンが出てこないし、闇の森の蜘蛛たちなんかも、(物語の進行上)要らないという人もいるだろう。でも、僕は原作のアイコニックな瞬間に重きを置いて、それを映画でも表現したいんだよ」

エンパイア 「映画ではドワーフたちはどのように扱われるのでしょう。原作に登場する全員が“肉付け”されるのでしょうか?」

GDT 「LotRのギムリには特別な役割があったんだ。そして今回、ドワーフたちは技術的にも表現的にも今度の映画に適うものとなったよ。 彼らは勇敢で凛々しくて、時にコミカルな存在でなくちゃいけなんだ。そう、LotRではその役回りを全てギムリ一人が負わなければならなかったんだ。
ドワーフたちには非常に悲劇的か、あるいは信じられないほど感動的な瞬間がなくちゃならない。フィジカルでドラマチックで、血の通った三次元的なキャラクターとして皆を笑わせると同時に、死の恐怖をも共感しあうんだ。上手くいけば、感動の涙を誘うことだって出来る筈だよ」

PJ 「ドワーフたちの中から特に 5~6人を選んで、トールキンが原作で費やしたのと同様か、あるいはそれ以上にビルボとの興味深い関わりを進展させるつもりなんだよ。ドワーフたちが“トーリンと12人の喜劇の相棒”であって欲しくはないからね」

PJ 「誰もが正しく分かっていなければいけないことは、僕たちが3部作とほぼ同一の中つ国を作っているということだよ。『ホビットの冒険』の中つ国と『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の中つ国は同じものに見えなくてはならないということなんだ。
だけど今度は、別の映画作家が彼独自のスタイルで撮る。そういう訳だから僕は、『ホビットの冒険』の演出に関しては、自分のアイデアより彼のを優先させようと思っているんだ。
別の監督と、別のセットと、別のカメラマンのレンズが中つ国をどう描くか見ようじゃないか。それはすごくエキサイティングなことだよ。彼は僕の真似事なんか決してしない。皆、それをよく頭に入れておいてくれたまえ」

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   

今回のエンパイアの記事で、映画のイメージがだいぶ掴めるようになってきたと思います。
クリーチャーのデザインには、やはりウェイン・バーロウも正式参加したのですね。
アラン・リーやジョン・ハウの描く、幽玄で流麗な「トールキン世界」と、ギレルモ監督お抱えの『ヘルボーイ』美術スタッフの融合は、実に興味深いものがあります。デザイン画だけでも早く見てみたいものです。


*** 拍手&拍手コメント、有難うございます! ***
映画の具体的なイメージが少しずつ明確になってきて、同時に期待も膨らみますよね。
デル・トロ監督のホビットやドワーフ観を読んでは、物語の解釈などに新たな発見をするこの頃であります。再読にも力が入るというものですよね(^-^
いつも拍手やコメント、有難うございます!そのひとパチが毎日のエネルギーでございます~~~♪♪♪

『ホビットの冒険』の撮影期間は370日!?

2008年12月04日 05:43

Hellboy 2: The Golden Army [Original Motion Picture Soundtrack]Hellboy 2: The Golden Army [Original Motion Picture Soundtrack]
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『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』のブルー・レイディスク発売を記念して、デル・トロ監督とファンとのライブチャットが Universal Hidef.com にて、先月の23日に行われました。
実はこのチャット、ウェブ対応のBDプレイヤーによって行われ、トランスクリプトの閲覧にも同サイトへの会員登録が必要でありました。
そんな訳で、チャットが23日に行われることは事前に知っていたのですが、会員登録を厭わないマメな英語圏のファンがどこかのサイトにUPしてくれる迄、その内容については“おあずけ”だなぁと指をくわえて待っていたのであります。
最近になって漸くBilboHobbit.com (Special Thanks!)にて、『ホビットの冒険』に関する部分のトランスクリプトが掲載されていることが分かりましたので、こうして記事をお届けすることが出来たという次第です。

前置きが長くなりましたが、その“なんちゃって翻訳”でございます。ドゾ!

  *   *   *   *   *   *   *   *  

Q 「ユニバーサルの発表によれば、『ホビットの冒険』を撮り終えた後のあなたの映画スケジュールはかなり忙しいようですが、我々は『ヘルボーイ3』を観ることが出来るでしょうか?」
GDT 「僕は勿論そのつもりだよ!だけど、最終的には全て会社判断だし、映画会社の体制というものはえてして、非常に急速に変わってしまうものだからね」

Q 「『ヘルボーイ2』で働いたスタッフたちは、『ホビットの冒険』にも加わりますか?」
GDT 「そうあって欲しいね。ミニョーラ(*マイク・ミニョーラ:コミック作家で、原案と製作総指揮を担当)、バーロウ(*ウェイン・D・バーロウ:ビジュアルデザイナー)、スペクトラル・モーション社(*VFX工房)、ギレルモ・ナヴァロ(*撮影)、それに他のスタッフたちも…」

Q 「作曲家のダニー・エルフマンとは、この先のプロジェクトで一緒に仕事をする予定がありますか?」
GDT 「勿論だよ。だけど『ホビット』の後になるね」

Q 「『ヘルボーイ2』は『ホビットの冒険』を撮影する準備として役立ったと思いますか?」
GDT 「技術的な面で言えば答えはイエスだね。挑戦なしに『ホビットの冒険』は撮れないよ。LotR3部作と同じくらい夢中にさせられる、広大な世界の創造と拡張への挑戦なんだ。それは敬意と熱意、そして創造力との正しい調合でもって、トールキンの原作にアプローチすることなんだ」

Q 「『ヘルボーイ2』のようにクールなクリーチャーが、『ホビット』でも見られるでしょうか?」
GDT 「そりゃもう、たくさんね。ゴブリンの王国やスマウグ、それに闇の森のクモたち!
僕たちはクリーチャーを創り出すのに、CGIとアニマトロニクスをシームレスで融合させた最先端の技術でもって、新しい芸術形式を生み出そうと努力しているんだ」
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